今日は敬老の日。
秋の心地よい風が吹く頃になると巡ってくる「敬老の日」。
おじいちゃんやおばあちゃんへ感謝を伝えたり、久しぶりに家族で連絡を取り合ったりする素敵なきっかけになる日です。
この敬老の日ですが、「具体的にいつどのように生まれたのか」「どうして毎年日程がずれるのか」についてご存知でしょうか。
今回は、知っているようで意外と知らない敬老の日の歩みと、日付にまつわる仕組みについてお届けします。
きっかけは、終戦直後の小さな村から
この行事が誕生した舞台は、1947年(昭和22年)の兵庫県にある小さな村です。当時は戦後の混沌とした時代で、誰もが未来への不安を抱えていました。そんな中、村長が「これまで厳しい時代を生き抜いてきた高齢者の豊かな知恵や経験を尊重し、それをこれからの村の発展につなげよう」と提案し、9月15日に敬老会を開催したのが始まりでした。
当初は「としよりの日」と呼ばれていたそうです。
この「人生の先輩を敬い、互いに励まし合う」という温かい試みは大きな評判を呼び、次第に周囲の自治体や全国へと広がっていきました。そして1966年(昭和41年)、国の正式な祝日として「敬老の日」が制定されるに至ります。一村の小さな取り組みが、日本全体で長寿を祝う大切な伝統行事へと大きく育っていったのです。
祝日の日程はどう決まっている?
長らく「9月15日」として親しまれてきた敬老の日ですが、2003年を境に日付の決定方法が変わりました。
休日を連休にして暮らしのゆとりを増やし、家族で過ごす時間や旅行などの機会を作ろうという「ハッピーマンデー制度」の開始に伴い、現在では「9月の第3月曜日」と規定されています。そのため、年によって9月15日から21日の間で日付が移動する仕組みになっています。
心からの「ありがとう」を言葉に
時代とともにカレンダー上の表記や制度は移り変わってきましたが、「先人たちが築いてくれた社会に深く感謝し、長寿をともに喜ぶ」という本質的な想いは、今も昔も決して変わりません。
何か特別な高価なプレゼントを用意しなくても、元気に過ごしている近況を伝える電話一本や一筆添えたメッセージカードひとつで思いは十分に届きます。
今年の敬老の日は、日頃の「おかげさま」の気持ちを込めて、大切な方へあたたかな言葉を届けてみてはいかがでしょうか。
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