
1999(平成11)年6月29日、神奈川県箱根町に世界で最初の記念館「箱根サン=テグジュペリ 星の王子さまミュージアム」がオープンした。この日は「星の王子さま」で知られるフランスの作家で飛行士でもあった「アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ(Antoine de Saint-Exupery 1900~1944年)」の誕生日でもあり、「星の王子さまミュージアム」はサン=テグジュペリの生誕100年を祝した世界的な記念行事の一環として企画され、開館した。
この開館を記念として、記念日として制定された。
「星の王子さまミュージアム」では、サン=テグジュペリの写真や手紙、愛用品などの資料展示などが行われ、南フランスをイメージした雰囲気の建物で、国内のみならず海外からも多くのファンを惹き付けたが、新型コロナウイルスの感染拡大による来園者の減少や、建物の老朽化に伴い、2023(令和5)年3月31日をもって閉館を迎えている。
サン=テグジュペリの代表作である、元となるフランス語版「星の王子さま」は「Le Petit Prince」、英語版では「The Little Prince」となっており、初版は1943(昭和18)年にアメリカで出版され、その後200以上の国と地域の言葉に翻訳されている。
日本では1953(昭和28)年3月に「星の王子さま」として岩波書店から出版されている。
日本語訳を務めたのはフランス文学者及び評論家の内藤濯(ないとうあろう 1883~1977年)氏で、初めて「星の王子さま」と訳したことで知られている。
日本では岩波書店が作品の翻訳権を有していたが、2005(平成17)年1月をもって翻訳出版権が失効し、論創社や中央公論新社、宝島社、みすず書房、集英社、グラフ社、八坂書房、新潮社など多くの出版社から新訳が刊行された。
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