
現在では国民の祝日である「こどもの日」として知られている祝日。
元々は「端午の節句」で、男の子の健やかな成長を願う行事が行われてきた。
1948(昭和23)年7月20日に「国民の祝日に関する法律(祝日法)」が公布、即日施行され、国民の祝日として「こどもの日」となった。
「こどもの日」は「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ことを趣旨とした「国民の祝日」の一つで、「春の大型連休」とも呼ばれる「ゴールデンウイーク」を構成する祝日の一つであり、最終日となっている。
「端午」は本来、月の最初の午の日を意味する。
「午」は「ご」とも読み、「5」に通じることから、「5」が重なる5月5日を「端午の節句」と呼ぶようになった。「端午の節句」は「菖蒲の節句」とも呼ばれ、五月人形とも呼ぶ武者人形や甲冑を飾り、外には鯉のぼりや旗を立て、柏餅やちまきを食べ、菖蒲湯に入り男の子の成長を祝う祭りを行う。
「端午の節句」は男の子の祭りであるのに対し、女の子の祭りとして3月3日の「桃の節句(上巳・雛祭り)」がある。
「端午の節句」と「桃の節句」はもともと男女の区別なく行われていたが、江戸時代ごろから「端午の節句」は「菖蒲の節句」とも呼ばれるようになり、武道・武勇を重んじる「尚武」にかけて男の子の節句とされ、武者人形や甲冑を飾るようになった。
一方で、女の子の代表的な遊びである「人形遊び」から「雛人形」は女の子に属するものとされ、「雛祭り」では雛人形を飾る。「雛祭り」は元々、「流し雛」の風習として知られていたが、人形が精巧なものになり、流さずに飾っておくようになり「雛祭り」となった。
「流し雛」の風習は上巳(桃の節句)の日に行われていたことから「桃の節句」は女の子の節句となった。
この「こどもの日」「端午の節句」を中心に鯉のぼりが飾られ、東京タワーでは高さ333mにちなみ333匹の鯉のぼりが飾られるイベントが開催されるほかにも、各地で多くの鯉のぼりが大空に舞う姿を見ることができる。
5月5日の「端午」は、1月7日「人日」、3月3日「上巳」、7月7日「七夕」、9月9日「重陽」とともに「5節句」の一つに属している。
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