文学フリマはただの本好きの集まりではない.初参加だったが十分すぎるほど思い知った.
友人が本を書いているので,その販売を手伝った.
文学フリマの出展者入場開始時間は10時半,一般参加者は12時から入場できる.わたしはちょっとしたお手伝いなので午後から行ってもよかったのだが,GW中の文学フリマの混雑具合はここ数年のツイッター情報で嫌というほど見聞きしていたので,当日は朝6時前には家を出て,8時台には会場に到着していた.随分早く出発したと思ったけれど,会場に向かう電車は満員で最寄り駅近くのコンビニは私が到着した時点でパンが殆ど売り切れていた.
売り子でよかった.何故なら出展者にはパイプ椅子が支給されるから.もしお客さんとして行っていたら行きの電車の混雑で心が折れ,会場の入場待ちの行列で心が折れ,場内の人混みで心が折れていただろう.ベンチもカフェも会場周辺の植え込みまで休憩している人でいっぱいで,休みたかったらもう地面に直接座るほかない.
文学フリマ事務局の公式Xを見たら来場者数は18,689名(出店者: 5,619名・一般来場者: 13,070名)で過去最高とのこと.とにかく物凄い熱気だった.そこに集まるすべての人が,本を書いたり読んだり並べたり飾ったり匂いをかいだり(新刊の紙とインクのにおいが私はとても好きです)することに興味をもっている.ベンチや植え込みに座っている人は早速文学フリマで購入した本を読んでいて,その光景を見ていたら若者の活字離れは嘘なんじゃないかと思えてくる.
本好きというと地味で落ち着いたイメージをもつ人も多いかもしれないが,来場者はお洒落な人が多かった.本が置いてあるそれぞれのブースも個性的にレイアウトされていてこだわりを感じた.行き来する人のファッションやブースの飾り付けをみているだけでもとても楽しめる.
友人の本もまずまずの売れ行きだったようで,帰りにおいしいインドカレーと生ビールをおごってもらった.本当に行ってよかった.


CONTACT


