高校1年生のときに演劇部に入っていた。
(女子高校だった)
演劇部は高校でありがちな、体育会系のこわい先輩たちだった。
新入部員は2人だけで、私はビビりまくっていた。幸い、2年生たちは優しい先輩が2人いたので、救われた。
1か月過ぎて、少し慣れてきた時に、体格のいい、
ゴリラのような先輩が稽古中に現れた。ゴリラ先輩は元演劇部員だったそうだ。この人、本当に高校生か⁉という貫禄のある先輩だった。
そのゴリラ先輩に自己紹介をすることになった。終わった後に、ゴリラ先輩が質問をしてきた。
「尊敬している人は誰か?」という質問だった。
自分は、適当に両親と答えた。
するとゴリラ先輩が、
「私は自分の親を尊敬してるなんていう人間は嫌いだね。」と言ってきた。
「は?何だこいつ。意味がわからないことを言うやつだ。もしかして、適当に答えたのがばれたか!?それはないだろう。じゃあ、私、何か間違ったこと言ったかのかな?」
と当時高校生1年生の私は自問自答をした。まだ、若かったので、私は間違っていない!!とはっきり言えなかった。先輩もこわいし・・・。
今考えると、ゴリラ先輩の親はろくでもない人間だったのかもしれない。だから、自分の親を尊敬出来る人間に対して、嫉妬してるのかもしれない。
歳を重ねてみて、その時わからなかったことが見えることもある。
ゴリラ先輩はかわいそうだ。
最後に、今、私は心から父と母を尊敬していると言える。高校のときは親の偉大さがわからなかったが、今ではわかる。歳を重ねても親は親だ。
尊敬出来る父と母の子供に生まれてよかったと心底思う。
お父さん、お母さんありがとう。
by nezuy

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