今日はきのこの日です。
「きのこの日」は西暦1995年(平成7年)、日本特用林産振興会によって制定されました。10月はきのこの需要がピークを迎え、山狩りなどの収穫イベントも多く催される時期です。中でも15日は月の中旬で親しみやすい日であることから選ばれました。
ここで登場する「特用林産物」とは、木材以外の林産物の総称です。
きのこをはじめ、竹、山菜、栗などの木の実、漆や炭などがこれに含まれます。きのこは日本の森林資源や地域経済を支える大切な特用林産物の代表格なのです。
日本のきのこ文化と店頭に並ぶ歴史
日本で栽培されているきのこには、シイタケ、エノキタケ、ブナシメジ、マイタケ、エリンギ、ナメコなどがあり、技術の発達により一年中フレッシュな味わいを楽しめます。
今では身近なマイタケやエリンギですが、食卓に普及したのは比較的最近のことです。
かつて「幻のきのこ」と呼ばれたマイタケは、西暦1970年代から1980年代(昭和50年代頃)にかけて量産化が進み、一般のスーパーに流通するようになりました。
また、コリコリとした食感が人気のエリンギは西暦1993年(平成5年)に日本へ導入され、1990年代後半(平成10年前後)から広く店頭へ並ぶようになった歴史があります。
なお、日本には数千種類もの菌類が存在すると言われていますが、その中で確認されている食用のきのこは約100〜200種類程度とされています。
松茸のように人工栽培が難しく野生の恵みとして重宝されるものから、日常的に親しまれる栽培品まで多種多様です。
海外で有名なきのこ
海外に目を向けると、独自の食文化を象徴する魅力的なきのこが存在します。
トリュフ(西洋ショウロ)
フランスやイタリアで重宝される最高級食材。「黒いダイヤ」とも称され、芳醇な香りが特徴です。
ポルチーニ(セップ茸)
イタリア料理やフレンチに欠かせない旨味豊かなきのこで、パスタやリゾットによく合います。
マッシュルーム
世界で最も多く栽培・消費されている定番のきのこです。
制定当時の秋のイベントでは、きのこ汁の振る舞いやきのこ狩りツアーが各地で催され、家族連れでにぎわいました。
普段何気なく食べているきのこも、森林の生態系を分解者として支える重要な役割を担っています。
今日夕食の食卓にきのこ料理を添えて、秋の恵みと豊かな森の環境に感謝を深めてみてはいかがでしょうか。
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