今日はまずい棒の日です。
「まずい」棒という驚きのネーミングですが、味のことではありません。
実は千葉県を走るローカル私鉄「銚子電気鉄道(銚子電鉄)」の切実なSOSから生まれた人気スナック菓子(発売日は8月3日)なんです。
公式キャラクター「まずえもん」の誕生日が架空の「9月31日」銚電救済(ちょうでんきゅうさい)と定められてますが9月31日はないため、その翌日に当たる10月1日に制定されました。
名前の由来も「会社の経営状況がまずい!」という笑うに笑えない自虐ネタから来ています。
過去の記念日には破産回避を祈願するイベントを開催したり、境内に「まずい棒神社」を設置したりと、ピンチを最高のエンターテインメントに変えて全国のファンを楽しませています。
実は銚子電鉄が経営難をアイデアで乗り越えたのは、これが初めてではありません。
かつて車両の修理代すら払えず、電車が止められそうになるほどの廃線危機に直面したことがありました。
その時、公式Webサイトで「電車修理代を稼がなきゃいけないんです。お願いくれぐれも買ってください」と直球すぎるメッセージを発信。副業で製造していた「ぬれせんべい」の購入を呼びかけたのです。
この切実な叫びはインターネットを通じて瞬く間に広がり、全国から注文が殺到して見事に倒産の危機を回避しました。
現在では売上の大半をお菓子などの副業が占めており、「本業は食品メーカーで、副業で電車を走らせている」とネタにされるほど独特な鉄道会社として親しまれています。
そんな奇跡のローカル線・銚子電鉄に乗って旅に出かけるなら、見どころもいっぱいです。
関東最東端に位置する犬吠(いぬぼう)駅で降りれば、太平洋の大パノラマが広がる犬吠埼灯台へアクセスできます。
終着の外川(とがわ)駅では、昭和の面影をそのまま残すレトロな木造駅舎と風情ある漁師町の街並みが心を癒やしてくれます。
さらに、髪の悩みにご利益がありそうな「髪の毛黒生(くろはえ)」という愛称がついた笠上黒生(かさがみくろはえ)駅など、くすっと笑えるスポットも満載です。
乗車券を買って揺られるだけでも、ローカル線の存続を応援する力になります。
10月1日の今日は、まずい棒を味わいながら、ユニークなアイデアで走り続ける銚子電鉄へ旅の計画を立ててみませんか?
CONTACT


