私は6歳の時に、イギリスに10ヶ月だけ住んでいたことがある。父の仕事の関係で家族ごと引っ越したのだ。
出発の日に、私は血尿が出て、祖母の家に預けられた。
家族と別れる時はワーワーと大泣きをしたそうだ。
それから、一か月の間、祖母の家で過ごしてから、祖母がイギリスに連れて行ってくれた。祖母も外国へ行くのは初めてだったので、ドキドキだったろう。
この時の経験で、祖母は一人で海外旅行に何度も行くようになったそうだ。迷惑を掛けてしまったが、逆によかったのかも・・・。
一月ぶりに家族に会った私は、母の変わりように驚いた。
「何だか、大きくなってる・・・。」
母はイギリスでストレスがなく、安心して太ってしまったのだ。
「もしかして、私の家族は、宇宙人がなりすましているんじゃないか⁉」と本気で疑った。そんなわけないのに。
数日を過ごしてから、イギリスの学校に通うことになった。登校初日、私はトイレの場所を聞けず、帰るまでずっと我慢したそうだ。父が、トイレの場所がわからないことを手紙に書いてくれた。日本語が通じなかったから、それなりに苦労したと思う。
学校では、イギリス人の他に優しい日本人のお姉さん。なかよしだったインド系の三つ編みの女の子。私の顔に傷をつけた白人の女の子など、多様な人種がいた。
日本人のお姉さんとは、よく遊んでもらった記憶がある。
昔はおとなしかったので、いじめられっ子だった。今だったら、顔に傷つけた子をぶっ飛ばすのに。
学校の行事で、一人一人、立派な写真を撮ってくれたことがあった。
もっとおしゃれな服装で撮ってもらえばよかった。
そして、交通手段は、何と自宅まで一人ずつ、車で送り迎えをしてくれるのだ。だから、学校に行きたくなくても行くしかない。
イギリスってお金を掛けるところが日本と全然違う。
他にイギリスでの記憶では、移動遊園地で遊んだことだ。メリーゴーランドや物凄くスピードの出る車のような乗り物などもあった。そもそも、遊園地が移動するってびっくり。
キッチンカーのアイスクリーム屋さんが、家の近くに来た時に、母と妹たちとはしゃぎながら、買いに行ったものだ。
ソフトクリームにベリーソースを掛けてもらう。おいしかったなあ。
他にもたくさんの思い出があって書ききれないので、次回をお楽しみに❣

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