クライドは遅刻をしたり、レッスンを他の生徒と同じ日時に
入れてしまうことがたまにある。
それで何で人生の師匠なの?と思うかもしれない。
私がクライドに出会ったばかりの時は、今よりもっと自分に自信が持てなかった。
そして、洋服にも興味がなく、ダサかった。
クライドが「日本人はどうしてシンガーになりたいのに、おしゃれをしない人が多いんだ。アメリカではシンガーや役者志望の人はおしゃれしているし、突飛な服装もしているのが当たり前だ」と言われた。
そういうもんなんだと思い、たまたまお店でバービーみたいなピンクのミニワンピースのマネキンを見て、勇気を出して買ってみた。レッスンにそのワンピースを着て行ったら
クライドにとても褒められた。
特にクライドの前で足を出したのは初めてで、「あなたの足の形はきれいだ。見せないともったいない」と言われた。
私は「そうなの?自分の足はきれいじゃないと思っていた。何だ、きれいだったのか。」と発見した。
それから、私は洋服に興味を持ち始めて、パルコやルミネにあるお店をよく見に行った。
何が言いたいのかというと、自分の体のきれいなところを発見することで、少しずつ自信がついていくということだ。
クライドも友人に鼻の形がかっこういいと言われたことで、自分の顔が好きになっていったそうだ。
日本人は人のことを褒めたりしない。人に褒められることで自分のいい部分に気付くことが出来る。クライドのおかげで顔のコンプレックスを克服することが出来た。
今の若い人たちは整形をしたいという人がたくさんいるが、
周りにクライドのように褒めてくれる人がいたら、違うと思う。
また、歌のレッスンを続けていくと、出来なかったことが出来るようになって、そのことも自信へと繋がっていく。
自信とは自分を肯定的に捉えることが出来れば、ついていくものだと思う。
今も、自分には自信がないので、少しずつレッスンして出来ることを増やして、自信のある私になりたい。

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