WordPressは、表示する時に、
文章や画像、表、引用、コードなどを
「ブロック」という部品として扱います。
その中でも、
WordPress本体に最初から用意されている
基本ブロックを「コアブロック」と呼びます。
この記事では、よく使うコアブロックを、
実際にHTMLとして書く形で紹介します。
なお、WordPressのコードエディターに直接貼り付ける場合は、
通常のHTMLタグだけでなく、
次のようなブロックコメントも一緒に使います。
<!-- wp:paragraph -->
<p>ここに本文を書きます。</p>
<!-- /wp:paragraph -->
<!-- wp:paragraph --> のような部分は、
WordPressに「ここから段落ブロックです」と伝えるための目印です。
paragraph段落ブロックは、本文を書くときに一番よく使うブロックです。
普通の文章は、基本的にこの段落ブロックで作ります。
<!-- wp:paragraph -->
<p>これは段落ブロックです。本文を書くときに使います。</p>
<!-- /wp:paragraph -->
文章を読みやすくするためには、
長い文章を1つの段落に詰め込まず、
意味のまとまりごとに段落を分けると見やすくなります。
heading見出しブロックは、記事の内容を区切るために使います。
見出しがあると、読者が「ここから何の話なのか」をすぐに理解しやすくなります。
WordPressの記事では、
記事タイトルがすでに大きな見出しとして扱われることが多いので、
本文では h2 から使うと分かりやすいです。
<!-- wp:heading {"level":2} -->
<h2 class="wp-block-heading">大きな見出し</h2>
<!-- /wp:heading -->
<!-- wp:heading {"level":3} -->
<h3 class="wp-block-heading">小見出し</h3>
<!-- /wp:heading -->
| 見出し | 使い方 |
|---|---|
h2 | 記事内の大きな区切り |
h3 | h2の中の小見出し |
h4 | さらに細かい補足見出し |
h5 | かなり細かい補足。必要なときだけ使う |
level は、見出しの階層を指定する属性です。
たとえば {"level":3} と書くと、
WordPressには「これはh3の見出しです」と伝わります。
listリスト(箇条書き)ブロックは、項目を並べて説明したいときに使います。
箇条書きにすると、文章だけで説明するよりも
読みやすくなります。
<!-- wp:list -->
<ul>
<li>項目1</li>
<li>項目2</li>
<li>項目3</li>
</ul>
<!-- /wp:list -->
ul は順番のないリストです。
買い物リストや特徴の一覧など、
順番が重要ではない項目に向いています。
<!-- wp:list {"ordered":true} -->
<ol>
<li>最初に行うこと</li>
<li>次に行うこと</li>
<li>最後に行うこと</li>
</ol>
<!-- /wp:list -->
ol は番号付きリストです。
手順やランキングのように、順番が大切な説明に向いています。
| 属性 | 意味 |
|---|---|
ordered | true にすると番号付きリストになります |
quote引用ブロックは、他の文章や発言を引用するときに使います。 本文とは少し違う見た目になるため、「ここは引用です」と分かりやすくなります。
<!-- wp:quote -->
<blockquote class="wp-block-quote">
<p>これは引用文です。</p>
<cite>引用元の名前</cite>
</blockquote>
<!-- /wp:quote -->
blockquote が引用全体を表し、
cite は引用元を表します。
引用元が分からない場合は、cite を省略しても構いません。
image画像ブロックは、記事の中に画像を表示するときに使います。
WordPressでは、画像をアップロードしてから
メディアライブラリのURLを指定する形が一般的です。
<!-- wp:image {"sizeSlug":"large"} -->
<figure class="wp-block-image size-large">
<img src="https://example.com/sample.jpg" alt="画像の説明"/>
<figcaption class="wp-element-caption">画像の説明文です。</figcaption>
</figure>
<!-- /wp:image -->
| 属性 | 意味 |
|---|---|
src | 画像ファイルのURLを指定します |
alt | 画像の代替テキストです。画像が見えない場合にも内容を伝えます |
sizeSlug | 画像サイズの種類です。thumbnail、medium、large、full などがあります |
figcaption | 画像の下に表示するキャプションです |
画像では、特に alt が大切です。
見た目だけでなく、読み上げソフトや検索エンジンに対しても、
画像の内容を伝える役割があります。
table表ブロックは、項目を比較したり、
一覧として整理したいときに使います。
タグ名と意味、料金表、対応表などに向いています。
<!-- wp:table -->
<figure class="wp-block-table">
<table>
<thead>
<tr><th>項目</th><th>説明</th></tr>
</thead>
<tbody>
<tr><td>HTML</td><td>文章の構造を表します</td></tr>
<tr><td>CSS</td><td>見た目を整えます</td></tr>
</tbody>
</table>
</figure>
<!-- /wp:table -->
| タグ | 意味 |
|---|---|
table | 表全体を表します |
thead | 表の見出し部分です |
tbody | 表の本文部分です |
tr | 表の1行です |
th | 見出しセルです |
td | 通常のセルです |
WordPressの表ブロックでは、
figure class="wp-block-table" の中に
table を入れる形がよく使われます。
codeコードブロックは、HTMLやPythonなどのプログラムコードを表示したいときに使います。
<!-- wp:code -->
<pre class="wp-block-code"><code><h2>見出し</h2>
<p>本文です。</p></code></pre>
<!-- /wp:code -->
コードを表示するときは、< や
> をそのまま書かないように注意します。
HTMLタグとして処理されないように、次のように置き換えます。
| 表示したい文字 | HTMLで書く形 |
|---|---|
< | < |
> | > |
& | & |
短いコードであれば、段落の中に <code> を入れて表示する方法もあります。
<!-- wp:paragraph -->
<p>段落は <code><p></code> タグで作ります。</p>
<!-- /wp:paragraph -->
separator区切り線ブロックは、話題の切れ目を分かりやすくしたいときに使います。
<!-- wp:separator -->
<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>
<!-- /wp:separator -->
hr は、HTMLで区切り線を表すタグです。
WordPressでは、テーマによって線の色や太さが変わることがあります。
spacerスペーサーブロックは、上下に余白を入れたいときに使います。
文章と文章の間を少し広げたい場合に便利です。
<!-- wp:spacer {"height":"30px"} -->
<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>
<!-- /wp:spacer -->
| 属性 | 意味 |
|---|---|
height | 余白の高さを指定します |
aria-hidden | 読み上げ対象から外すための指定です |
ただし、制限が強いWordPressでは style 属性が削除される場合があります。
その場合は、WordPressの画面上でスペーサーブロックを追加する方が安定します。
buttonsボタンブロックは、
リンクをボタンのように見せたいときに使います。
お問い合わせページや詳しい説明ページへの誘導に向いています。
<!-- wp:buttons -->
<div class="wp-block-buttons">
<!-- wp:button -->
<div class="wp-block-button">
<a class="wp-block-button__link wp-element-button" href="https://example.com">詳しく見る</a>
</div>
<!-- /wp:button -->
</div>
<!-- /wp:buttons -->
| 属性 | 意味 |
|---|---|
href | ボタンを押したときのリンク先です |
class | WordPressやテーマ側の見た目を当てるための指定です |
ボタンは便利ですが、
テーマや権限によって表示が変わることがあります。
安全寄りにする場合は、
普通のリンクブロックとして出力する方法もあります。
htmlHTMLブロックは、
自分でHTMLを書きたいときに使います。
通常の段落や見出しでは表現しにくい内容を入れるときに便利です。
<!-- wp:html -->
<div>
<p>これはHTMLブロックの中に書いた段落です。</p>
</div>
<!-- /wp:html -->
ただし、HTMLブロックでは何でも自由に使えるわけではありません。
WordPressの安全設定によって、
危険と判断されたタグや属性は保存時に削除されることがあります。
<script><iframe><style>onclick=""javascript: から始まるリンク制限が強い環境では、
HTMLブロックを多用するよりも、
段落ブロック、
見出しブロック、
表ブロック、
コードブロックなどの
基本ブロックを使う方が安定します。
embed埋め込みブロックは、
YouTubeやX、TikTokなどの外部サービスのURLを
記事に埋め込むために使います。
<!-- wp:embed {"url":"https://www.youtube.com/watch?v=example","type":"video","providerNameSlug":"youtube"} -->
<figure class="wp-block-embed is-type-video is-provider-youtube wp-block-embed-youtube">
<div class="wp-block-embed__wrapper">
https://www.youtube.com/watch?v=example</div>
</figure>
<!-- /wp:embed -->
| 属性 | 意味 |
|---|---|
url | 埋め込みたいページや動画のURLです |
type | 動画、投稿などの種類を表します |
providerNameSlug | YouTubeなど、サービス名を表します |
ただし、制限が強いWordPressでは、
埋め込みがうまく残らない場合があります。
その場合は、埋め込みではなく普通のリンクとして表示する方が安全です。
<!-- wp:paragraph -->
<p>動画はこちらです。<a href="https://www.youtube.com/watch?v=example" target="_blank" rel="noopener">YouTubeで見る</a></p>
<!-- /wp:paragraph -->
ブロックコメントの中にある {"level":2} や {"ordered":true} のような指定は、
ブロックの設定情報です。
| 属性 | 使われるブロック | 意味 |
|---|---|---|
level | heading | 見出しレベルを指定します |
ordered | list | 番号付きリストにするか指定します |
height | spacer | 余白の高さを指定します |
url | embed | 埋め込み対象のURLです |
providerNameSlug | embed | 埋め込み元サービス名です |
sizeSlug | image | 画像サイズを指定します |
HTMLタグの中にある href、src、alt、class などは、HTMLの属性です。ブロックコメント内の設定と、HTMLタグ内の属性は、似ていますが少し役割が違います。
| コアブロック | 使い方 | 優先度 |
|---|---|---|
paragraph | 本文を書く | とても高い |
heading | 記事を区切る | とても高い |
list | 箇条書きを作る | 高い |
image | 画像を入れる | 高い |
table | 一覧や比較表を作る | 高い |
quote | 引用文を書く | 中くらい |
code | HTMLやプログラムを表示する | 中くらい |
separator | 話題を区切る | 中くらい |
spacer | 余白を作る | 必要時 |
embed | 動画や外部投稿を埋め込む | 環境により注意 |
最初からすべてのブロックを覚える必要はありません。
まずは、
・段落、
・見出し、
・リスト、
・画像、
・表
の5つを使えるようになるだけでも、かなり記事を作りやすくなります。
コアブロックは、WordPressの記事を作るための基本部品です。
paragraphheadinglistimagetablecodeこのように役割を分けて考えると、
WordPressのブロックエディター(ビジュアルエディターとコードエディターの総称)
はかなり分かりやすくなります。
HTMLタグだけを見ると難しく感じますが、
コアブロックは「文章の部品」と考えると理解しやすくなります。
・文章を段落にする、
・見出しを付ける、
・表で整理する、
・画像を入れる。
その一つひとつが、WordPressではブロックとして扱われています。
もし、わかりづらい場合、以前のページで
できるだけ、わかりやすく書いているので、
ご参照頂けたら幸いです。
・ホームページを表示するには?
・HTMLって、どうやって使うの?
・主なHTMLタグ一覧
・WordPressって、どういうもの?
・WordPressとHTMLの対応は?
キャリカク岡山:F.K.
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