
春アニメのチェックに勤しむ皆様、ご機嫌は如何でしょうか。
キャリカク一宮駅前利用者・冬アニメロス状態の0と申します。
0は気になるものだけ軽く観るタイプのライトオタクなのですが、
冬アニメは沼と言っても過言ではありませんでした。
特にハマった2作は全然違う作風なのに、バトル描写が””ガチ””だったのですから。
今回はあのアニメ達が何故あんなにも魅力的だったのか、
比較しながら呟かせて頂こうと思います。
※全てオタクの戯言です。暇な人向けです。
※全て0の主観です。
1.沼ったアニメダイマタイム
まずは何を題材にするのか、タイトルと内容を軽くご説明します。
①少年誌掲載「葬送のフリーレン」(第2期)
魔王討伐を成し遂げた勇者一行のメンバーとして旅をしたエルフの女性・「フリーレン」。
あれから数十年の時が経った勇者亡き後、彼女は短命な人間に無関心だった後悔を胸に、
次世代の若者達と共に再び旅をすることになる。
時に人助けをし、時に試練に立ち向かい、出会いと別れを繰り返しながら、
彼女は勇者パーティの思い出と今を重ねる。
人生の1/100にも満たないが、己を変えた心の奥底に在る大事な姿と。
「週刊少年サンデー」で連載中の、大人気ファンタジー冒険譚。
『葬送のフリーレン』第2期 本PV/OPテーマ:「lulu.」Mrs. GREEN APPLE/2026年1月16日(金)放送開始/日本テレビ系
by TOHO animation チャンネル
②厨二病の聖地「Fate/strange Fake」
舞台はアメリカ合衆国。とある都市に政府も絡む陰謀が渦巻いていた。
彼らが求めるのは、魔術師の願いを1つだけ叶えるとされる『聖杯』。
魔術師達は歴史上の戦士や神話の英雄を共に戦う相棒、或いは駒として召喚し、
願いを抱く7組によるバトルロイヤルが開催される――筈だった。
己は何者なのか。因縁との決着を。高みにて愉悦に浸りたい。
偽りの戦場で、13組の想いが錯綜する。
――問おう。汝が俺のマスターか?
「Fate/stay night」から始まった大人気シリーズの有り得ざる外伝を、
「デュラララ!!」などで有名な群像劇の鬼才・成田良悟が描く。
TVアニメ「Fate/strange Fake」|TVシリーズ第1弾PV
by アニプレックス チャンネル
2.作風の違い
PVをご覧頂ければ、両作の空気感が全く異なるのは一目瞭然でしょう。
「葬送のフリーレン」は人との触れ合いに主軸を置いており、
「Fate/strange Fake」はバトルや登場人物のドラマを押し出しています。
原作も踏まえ、視聴感をもう少し掘り下げてみましょう。
①「葬送のフリーレン」
「葬送のフリーレン」原作漫画は1話に1つのちょっとした出来事を描くのが主流で、
アニメ版では1話の前後編に分けて原作漫画の2エピソードを入れる構成となっています。
強敵戦などは週を跨いで話が展開されることもありますが、
基本的に一度見逃しただけで話が分からなくなることはありません。
そのため、視聴する敷居は低いと言えるでしょう。
②「Fate/strange Fake」
対して「Fate/strange Fake」の原作はチーム数だけで10を超える群像劇小説。
アニメ版でも1話の中に大きな展開が複数視点、同時進行で繰り広げられます。
人物Aの話の途中で人物Bの話が挿入され、またAの話に戻ることも多いです。
そのため一度見逃すどころか、続けて観ないと訳が分からなくなることも。
シリーズ作品の基礎知識を備えておかないと用語や世界観は理解出来ないし、
知らない人が訳知り顔で出て来て「誰?」となるなど、
視聴する敷居はかなり高いと思います。
――
全然違う2作ですが、冒頭で申し上げた通り共通することがあります。
それこそ、「バトル描写のガチっぷり」です。

ダイマが終わったところで、本題に入りましょう。
交互にすると纏まらなくなりますので、
作品毎で一気に語っていきたいと思います。
3.「葬送のフリーレン」について
①「葬送のフリーレン」のバトル
「葬送のフリーレン」の原作漫画はバトルに力を入れておらず、
実は今回取り上げる強敵戦ですらアッサリした描写になっています。
それをアニメでオリジナル描写が盛りに盛られ、
「知らない展開だ…」とファンに言わしめているのも特徴ですね。
ゲナウとシュタルク、レヴォルテとのバトル/『#葬送のフリーレン』第2期第36話「立派な最期」より
by TOHO animation チャンネル
これは戦士の若者「シュタルク」と、
黒金の翼を操る魔法を自在に扱うエリート魔法使い「ゲナウ」が、
4本の剣を扱う異形の魔族「レヴォルテ」に挑むシーンの一幕です。
魔法が使えずとも、持ち前の頑丈さと高い身体能力で果敢に挑む「シュタルク」。
隙を見て魔法攻撃を仕掛け、空中戦をしながら冷静に戦況を分析する「ゲナウ」。
ここが初対面で、作戦会議もしていないとは思えない連携が見事ですね。
特に「シュタルク」の普段の姿は臆病な三枚目キャラなので、
何度弾かれても挑み続ける成長ぶりに感動した視聴者も多いのではないでしょうか。
「ゲナウ」の「黒金の翼を操る魔法」も、こう……憧れてしまいます。
✞ ディガドナハト ✞
しかし二人は押されており、仲間は別の魔族と戦っているので応援は来ない。
どうやってこの危機を乗り越えるのか……続きはその目で確かめましょう!
②バトルの特徴
「葬送のフリーレン」には度々バトルシーンがありますが、
大抵は主人公の「フリーレン」やその弟子「フェルン」の強力な魔法で一撃必殺。
動き回るのは最前線で足止めのために戦う「シュタルク」くらいですので、
「レヴォルテ」戦ほどの激しい演出を見る事はあまりありません。
フリーレンパーティー VS竜の群れ/『#葬送のフリーレン』第2期第37話「ヒンメルの自伝」より
by TOHO animation チャンネル
しかし、それを逆手に取るのが「葬送のフリーレン」。
一人一人の視点を描き、動きを細かく描写します。
「シュタルク」は夢中で大地を走り回って武器を振り回しますし、
あまり動かない「フリーレン」や「フェルン」も、
戦闘中は遠くから俯瞰して敵の隙を狙っており、戦いに集中しています。
「葬送のフリーレン」の敵は主に魔物か強敵の魔族です。
特に2期はRPGでいうと終盤のマップ。
魔物もとても強いので、心の声で緊迫感を生むこともあります。
「相手は強い」「どうやって倒そう」「攻撃を受けたら終わりだ」
ゆっくりと息を吐くシーンすら、無駄な描写ではありません。
魔法で空を飛べようとも、多少の攻撃では倒れずとも彼らは「人類」ですから、
「恐怖」はしっかりと描かれます。
カッコいいけど少し泥臭い。
これが「葬送のフリーレン」のバトルスタイルなのでしょう。
……即〇級の怪我をしても戦えたり、頭を齧られても平然としていたり、
「化け物だったのでしょうか?」と言いたくなるシーンもありますけれど。
③バトルを通した魅力
「葬送のフリーレン」のバトルが魅力的に見えるのは、
作画や演出は大前提として、基本的な作風とのギャップにあると推察します。
普段はのんびり、じんわり、笑ったり拗ねたり、楽しく旅をしている一行。
そんな彼らが敵に会うと途端に果敢で実力のある冒険者の顔つきになり、
自分達より格上の脅威に挑みます。
そして、戦いが終わったらまたいつもの日常に戻る。
ご紹介した「レヴォルテ」を巡る戦いの後に放送された話も、
最終回直前を思わせない“いつもの光景”ばかりでした。
バトル作品であれば、「レヴォルテ」を倒してめでたし!と終わるところなのに。
しかし、話が2期のテーマである「故郷」「過酷な土地での旅」に戻った時、
0が覚えたのは「安心感」。それこそ故郷のような。
最後に感じたのは熱く苦しいバトルの余韻ではなく、
明るく優しい旅路への希望でした。
それが「葬送のフリーレン」という物語なのでしょう。
1期から改めて観返して、「葬送のフリーレン」は
ストーリーの緩急がとても上手いと感じました。
これがバトルの魅力を底上げしているのだろうな、とも。
そして何より、「彼らは地に足を着けた人類」であり、
敵は「人類の脅威である魔族」である点。
どれほど敵が魅力的でも、戦いでは人類側を応援してしまう。
テレビの前でヒーローを応援する幼子の気分にすらなります。
ドラマを通した味方側への感情移入もまた、
「葬送のフリーレン」のバトルを魅力的にしているのでしょう。
4「Fate/strange Fake」について
①「Fate/strange Fake」のバトル
「Fate/strange Fake」は先述の通りバトルがメインの一つですので、
毎話とはいかずとも頻繁にバトルが発生します。
「Fate/strange Fake」では三つ巴の戦いもあり、
A vs B vs C、D&E vs Fといった乱戦も多いです。
TVアニメ『Fate/strange Fake』第4話「半神達の追走曲」より(※以下略)
by アニプレックス チャンネル
これは馬に騎乗して戦う「赤毛のライダー」が、
無数の武器を召喚・射出する「黄金のアーチャー」と、
強力な弓を使う「巨漢のアーチャー」との戦いに乱入した後のシーンです。
「赤毛のライダー」は「巨漢のアーチャー」を狙っていましたが、
戦闘を邪魔したことで「黄金のアーチャー」の怒りを買い、
二人を同時に相手せねばならなくなりました。
しかし自慢の機動力で両者の猛攻を躱し続け、隙を見て強烈な反撃!
微動だにせず、複数の盾を召喚して反撃を防ぐ「黄金のアーチャー」!!
ザックリと実況するとこうなりますが、一つ一つの動きを丁寧に見ると、
誰もがとんでもない作画をしていることが分かります。
「赤毛のライダー」が手綱を咥えて弓を放ち、瓦礫を砕くなど、
キャラクター同士の戦闘だけを考えれば不要な描写です。
しかし当シーンは「広大な荒野で」「神話の英雄達が」「命懸けの戦い」をする場面。
それがどれほど苛烈な戦いであるかを一瞬で表す、隠れた名描写だと0は考えます。
この戦いがどのように終結するのかは、是非とも本編をご視聴下さい。
②バトルの特徴
バトルを軸にした「葬送のフリーレン」と「Fate/strange Fake」の最も大きな違いは、
「戦いの相手が同格か否か」でしょう。
「Fate/strange Fake」で召喚される英雄は皆が人類を超えた神秘の存在であり、
垂直の壁を走ったり、剣からビームを放ったりするのは朝飯前。
戦いになれば、常に激しい攻撃のぶつかり合いが繰り広げられます。
「葬送のフリーレン」のバトルが強敵相手の心理戦にあるならば、
「Fate/strange Fake」のバトルは同じ土俵での純粋な力比べ。
主人公級のキャラクターは居ますが、全員に深い事情とエピソードがあるので、
推しや一部の悪役を除けばどちらか一方を応援する状況にはあまりなりません。
紹介した動画のようにエフェクトや演出もド派手で、
主な舞台となる街中でのバトルでは攻撃がビルに当たって爆発し、
市民が避難する場面も見られます。
この「市民が居る」というシチュエーションも特徴的ですね。
作中ではなるべく市民が巻き込まれないように配慮されていますが、
日常を過ごす市民の描写によりバトルの非日常性が増強されています。
③バトルを通した魅力
バトルにばかり目を向けておりましたが、「Fate/strange Fake」は群像劇。
全てのキャラクターにドラマがあり、これがメインのもう一つです。
ドラマパートは演劇のような言い回しをするカッコいいシーンと、
ギャグ漫画を思わせるコミカルなシーンに二分されます。
恐ろしい存在として挙げた「黄金のアーチャー」も例外ではなく、流石に無駄だろうと思えるほどに滑らかな動きで己の肉体を自慢するなど、
ギャグ要員としての扱われ方もしています。
また、傲慢故に心強い言葉で召喚者を鼓舞するドラマチックなシーンもあり、
ここでも彼の万能さが発揮されていますね。
流石はFateの看板息子。
そんなドラマチックだったりコミカルだったりする場面は、
戦闘中でも発生します。
TVアニメ『Fate/strange Fake』第9話「悪夢は倫敦の暁と共に」より(※以下略)
by アニプレックス チャンネル
これは「黄金のアーチャー」と、
本作の主人公の一人である「セイバー」が戦っている途中のシーンです。
「この武器貸して!命懸けの戯言だ!!」と、フレンドリーに話しかける「セイバー」。
そんな彼が自身の友と仲良くなったと知って何かを思う「黄金のアーチャー」。
「セイバー」が最後に見せた反応の通り、
この後に「黄金のアーチャー」は試練と称して本気レベルを上昇させます。
果たして「セイバー」は生き残れるのか……!?
何が凄いって、これは文字通り「命懸け」の戦いの最中なのです。
「この武器貸して!」とは、「黄金のアーチャー」の猛攻を一度凌いだ後の発言。
今回は「セイバー」があまりにもフレンドリーかつ戦闘好き故に出来る芸当ですが、
バトルの合間に会話を挟むことで、激しい動きから視聴者の目を守っている
……という解釈も出来なくはありません。
実際、凝視し続けていたら目が潰れそうな動きですから、
何度も再生しながら当記事を書いている現在もかなり助かっています。
また、バトルに会話を挟むことによるメリットは、
二大テーマである「バトル」「ドラマ」の両方を魅せることが出来る点。
初めから視聴していれば「セイバー」がフレンドリーな気質であり、
バトルも楽しむ性格であることは分かりますが、
紹介した映像にそれらの性質が濃縮されています。
ここが「セイバー」との初対面となる「黄金のアーチャー」にとっても、
良い自己紹介になっていることでしょう。
コミカルな場面との緩急に振り回されつつ、手に汗握る激しい演出で、
ドラマとバトルの両方を同時に楽しめる。
これこそが、「Fate/strange Fake」のバトルが面白いと感じる、
大きな理由の一つなのではないでしょうか。
……まあ、世界観解説とキャラクター紹介も兼ねている0話が1時間尺かつ、
いつでも観られるわけではない点は本当にハードルが高いですけどね!?
5.総括
「葬送のフリーレン」と「Fate/strange Fake」、
2作のバトルに焦点を当てて布教解説して参りました。
ここまで綴り、0はこれら2作にとある共通点を見出しました。
「ストーリーの緩急がバトルを際立たせている」
です。
「葬送のフリーレン」も「Fate/strange Fake」も、
コミカルな一面を持つキャラクターが戦いになると容赦の無い顔になり、
「強い冒険者だった」「本物の英雄だった」
と思い出させます。
ずっとコミカルな作品は面白いです。
深く考えなくても軽く観ることが出来るし、
時にストレス解消になります。
でも、ワクワクが足りない。
ずっと戦っている作品は面白いです。
神作画による派手なアクションはカッコいいし、
嫌いな悪役がやられるとスカッとします。
でも、少し疲れる。
どちらも好きだけど、足して2で割るくらいが丁度良い。
あっ、あるやん!足して2で割ったアニメ!!
そりゃ面白いわ!!!
というわけで当記事の執筆を通して、
0はご紹介したアニメが更に好きになりました。
面白さの理由を突き詰めて考察してみるのも、
娯楽作品の楽しみ方の一つかも知れませんね。
どちらも最終回を迎えてしまいましたし、今更観てくれとまでは申しませんが、
今後ハマりそうな作品があれば、「何故面白いのか」に
着目してみるのも良いかも知れません。
それでは、ご機嫌よう。

これ、どちらも最強クラスのキャラクターなんだよなぁ……。
EX.ガチな独り言
ゲナウ、人気投票無限連打編1位おめでとう!!!!!!!!
漆黒の翼に憧れない厨二患者は居ないことが証明されました!!!!!!!!
推しであるデンケンの活躍も確約されたことですし、
来年の秋までは〇んでも生きる決意をした0です。
やはり、おじさんがカッコいい作品は神ですね。
一緒に次の1位狙おうな、爺さん。
既にランクイン常連の化け物に負けるな爺さん。
FakeもFGOとのコラボが決まりましたね!
FGOは海より深い事情で何年も触っていないのですが、実装されるキャラとイラストだけでも見たい……。
とか言ってたらイベントが始まり、アサシンさんが美しすぎて滅。
原作小説の完結予告もされましたし、2期も確定しましたし、
これまた放送まではポップコーン食べながら生きねば。
ちなみに春アニメですが、
フリーレンが好きなら「春夏秋冬代行者」
Fakeが好きなら「黄泉のツガイ」
が刺さるかも?と思っています(主観)。
おわり。
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