紙とペンがお友達な皆様、ご機嫌は如何でしょうか。
キャリカク一宮駅前利用者・元漫画研究会の0と申します。
現役時代、0は狂ったように創作活動をしておりました。
暇さえあればストーリーを考え、部活で出版するための原稿に追われ……。
記憶は擦り切れてしまいましたが、とても楽しかったことだけは覚えています。
とは言え、絵も小説も数年単位でマトモに書いていないんですけどね!
PCはもう何世代も前の化石だし、そもそもやる気を失ってしまったし苦しいだけ。
仮に絵を描く気分になったとしても紙とペンで雑にザクザク描いて終わるか、
極々稀にスマホのアプリ「ibisPaint X(以下アイビス)」で落書きをする程度です。
さて、今回はその極々稀の気分になりまして。
せっかくですので、らくがきメイキングをしようと思います。
※専門用語は容赦なく使います。
※0は手癖と雰囲気だけのヘタレです。
※スクショの時系列は割とバラバラです。

1.下書きを用意する

0は滅茶苦茶拡大して描くタイプですので、
全体を見渡せるアナログかデジタルデッサンドールによる下書きが必須です。
今回はメモ用の手帳にボールペンでザクザク描きました(1分くらい)。
この時点で完成図は何となく頭に浮かべてあります。
2.アプリに取り込む

下書きをスマホのカメラで撮影し、アイビスで開きます。
その時に明暗などを調整出来るので、お好みで。
なるべく明暗が同じくらいで、線がほんのりと残るように調整するのがミソです。
配置やサイズもこの時に調整してしまいしょう。
3.線を描き起こす

全体の線をスクショするの忘れた。次の画像を参考にして下さい。
取り込んだ下書きをなぞり、線画を描いていきます。
先述の通り拡大しまくって、多少のブレはらくがきだしまぁ良いか。
長い一本線は途切れさせ、後から繋げつつ整えるのもよくやります。
今回の太さは主に3px、髪の毛は2px、一部のサブ線は1.5px。
ペンタブなどという高価なものは使った事がないので、強弱も手動です。
強弱を付ける個人的なポイントは、「手前側か、奥側か」。
手前にあるものには強調のため手前側に、
奥側にあるものは影も兼ねて奥側に線を重ねます。
線が交差する箇所は特に意識したいですね。
髪の毛の始まりなど、始点が交差しない箇所はサブ線や消しゴムで細くしています。
サッと抜きたい毛先なども同様です。
また、服は身体よりも厚みを出したいのでピッタリした素材でも手前に描きます。
反対側に回り込む線も入れるとよりcool.
この時、髪と目のレイヤは別にしておきます。
後で色をガッツリ変えたり、上から塗ったりするので。
ついでに、髪と被る部分の線画も一部描いておきます。
羽飾りは気分が変わったのでご退場願いました。
今回の工程は1時間ちょっとくらいだったかな。
4.色を置く

0の描くキャラクターは配色が決まっていることが多いので、
バケツでポンポンと色を置いていきます。
0は本来パーツ毎にレイヤ分けをする派ですが、今回は髪・目・それ以外と、
かなりザックリした分け方にしました。
上手い人は1枚で済ませるってマジ?
5.影の色を決める

影は寒色が良いとされていますが、今回はキャラクターのイメージに合わせてやや赤めに。
レイヤを濃く表示させる「乗算」に設定し、透明度を調整しながら仮置きします。
パーツによって合わない色もあるので、なるべく全てのパーツに色を置くようにしています。
ついでに、最終的な陰影も軽く決めておきました。
今回の影色は、表示されているものを透明度50%にする方向で決定です。
6.影入れ

スクショを用意するの忘れていたので完成図の加工前から失礼。
先ほど調整したレイヤでパキッとした影をザクザク入れていきます。
ここも奥は意識して、一部は二重に入れたりしますね。
当たり前すぎて書き忘れるところでしたが、
レイヤの設定を下のレイヤに上書きする「クリッピング」にしておきます。
そうでないとはみ出しまくって大変な事になります……。
6.5.目の塗り

まずは目の線画を一足先に色変えします。
太い線は上のレイヤに、内側の細い線は色塗りしたレイヤの真上に配置。
描き込みの線は要らなくなったので消しました。
目の下側と光が当たる側にハイライトを入れます。
また、影はパキッとしたものの上から黒のぼかしを重ねて奥行を表現します。
ちなみに目の描き方は昔からお手本にしていた作品の作画が染み付いたものなので、
下睫毛をぶった切る理由は特にありません。
目の描き込みは好みですね~。
0は目の描き方でキャラクターの個性を表したり表さなかったりしています。
他に描き分けが出来ないだけって言うのやめてね。
7.陰影入れ

色塗りしたレイヤを全て結合し、その上から全体の陰を乗算で、
光が当たる部分を明るくする「スクリーン」で描写します。
もう思いっきり、拡大もせずにどでかいブラシで入れてしまいましょう。
これをするだけでも見た目がリッチになります。
それと、髪のハイライトをめっちゃ明るくする「加算」で軽く入れました。
この後に行いましたが毛先に白を入れ、透け感を出すとよりgood.
アイビスはぼかしの使い勝手がPCで使っていたソフトと少し異なるので、
どうにも使いこなすのが難しいですね。
8.線画の色変え

分けておいた髪・目・ついでに髪飾りと、
残しておいた髪と被る線の色をクリッピングで塗り変えていきます。
特に髪は明暗がかなりバッチリ分かれているので、明・普・暗の3色くらい使いました。
被っている箇所は薄っすらと見えれば良いので、
周囲の色をスポイトしてカラーサークルをちょっと下げただけです。
これもまた、やっておくと丁寧な雰囲気になるので好きです。
9.涙を描く

この時点では泣かせるのを忘れていたのでちょいちょいと。
昔見たメイキングを思い出しながら、
透明度をかなり下げた灰色とハイライトでふんわり泣かせます。
しっとりとした笑い泣き、好き(癖)。
プラスで目のハイライトを増やし、目元に紅を入れました。
この後で輪の存在を思い出し、形も気に入らなかったので適当に描き直しています。
10.エフェクト入れ

アイビスさんには自由に使える素材が沢山あるので、遠慮なく活用します。
全体の上から差し込む光をスクリーンで薄く、
背景には月夜の素材を拡大&色調整しながらペタリ。
ここまで来て、「昔このキャラクターで似たような構図と背景で描いたことあったな……」と思い出す0。
11.最終調整
気になる箇所をちょこちょこ弄って終わりです。
アイビスさんにはタイムラプス(工程を撮影したもの)がありまして、
それを見ると工程2~11で5時間でした。
絵を描くと時間が溶ける訳だ(笑)。
12.反省点
髪の光が浮いているのと、
レイヤに名前を付ける方法を忘れてそのままにしてしまい、
色んなパーツが行方不明になったことでしょうか(笑)。
アイビスさんをサムネ作り以外で使うのは本当に久し振りだったので、
これを機に復習しようかなと思う0なのでした。
それでは、ご機嫌よう。

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