ある本を読みました。
著者は精神科のお医者さんで、物事に対する落ち着いた態度や見方が伝わってきました。
そういった人の、物事への少し丁寧な感じ取り方を感じたい、
なんとなくじわっとくるものを感じたい、という人には合うかもしれません。
著者は、臨床の現場で、
「自分は幸せになってはいけない」という思いを抱えている人と向き合うことが多いようです。
そこで、著者がどんな言葉をかけるのだろうと気になり読み進めてみたのですが、
残念ながら、私が期待するような、人生を歩むうえで支えになってくれるような、
そんな言葉はありませんでした。
私だったら、「自分は幸せになってはいけない」と思っている人に対して、
どういう言葉をかけるかな?と考えてみました。
考えてみて、こう思いました。
「これまでの人生の中で、救われたこと、助けられたこと、
少なくとも一度はあったと思います。
その救ってくれた人、助けてくれた人は、あなたの幸せを促すために、そうしたんじゃないのかな、と私は思います。
だから、笑っていてほしいなんて、表面的なことは言わないし、
その人のために、恩を返そうなどと気負わなくても、いいと思います。
でも、できるだけ、心が安らぐ時間を過ごしたり、誰かと本音で話したりして、
自分を大切にする時間を、大切にしてほしいと思います。
そうすることで、力が湧いてきて、今度は、自分が、誰かを助けられるかもしれません。」
(犯罪を犯して、顔を隠さないと、世の中で生きていけないくらい、生きづらい人もいるかもしれません。
そういった人たちに対しては、どんな言葉をかけるべきか、かけないべきなのか、難しいです…
でも、犯してしまったことは変えられないし、世の中の圧力のような大きいものには、だれも勝つことはできないと思います。
だったら、与えられている時間を、罪を償う気持ちを持ちながら過ごそうと、思えればいいんじゃないかな…と思います。
そうすれば、生きていることの苦しさや後ろめたさはほんの少し軽くなるかもしれないし、
世の中の少なくとも誰かひとりは、心のどこかでそんな生き方を応援してくれるかもしれません。
そういった人たちにも、いろいろな背景があるのだろうけど、今の私には、これくらいのことしか書けませんでした。)

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