『マドモアゼルやぁこ』という、どことなくレトロな人形がありました。
東京蔵前の雑貨屋さんを切り盛りしていた女性が作っていた人形です。
布でできていて、直線的な体に対して、やや台形で大き目の顔には、独特な幼い表情が描かれていました。すべての工程を手作業で丁寧に作られていました。
一時期ある人形が好きで、Instagramでその人形を見ていたことがきっかけで、見つけた人形です。
Instagramにうつっていたその人形は、かわいい洋服を着て、雑貨や飾りに囲まれて、パステルカラーの乙女チックな雰囲気をまとっていました。
そういうものに憧れていたので、すぐに調べて、ネットで不定期販売されていることを知りました。
販売が開始されると、コアなファンたちによって、次々とsold out になっていく、競争のような不定期販売でした。何年間か、その不定期販売で買い続けてコレクションにするほど、気に入っていました。
猫耳の子、サザエさんみたいなお団子結びが三つの子、ピンク髪の子、うさ耳の子、、、覚えている範囲では、これくらいの子たちをお迎えしていました。
そして、他の人形と一緒に飾っていました。それぞれに似合う洋服を着せて、その空間を『かわいい』でかためることにこだわっていました。
あの頃は、自身でオシャレをしてみたいと思いつつも、一目を気にしすぎてできなかったので、その代わりをしてくれる、かわいい人形たちを好んでいたんだと思います。
一時的な症状が原因で、手放してしまいましたが、それがきっかけになったのか、それから少しずつ、自分の好きな服を着ていくようになったので、よかったのではないかと思っています。

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