
こんにちは。こちらの事業所に通っている利用者の一人です。
いつもは事業所での作業の様子などをお伝えしていますが、今回は少しテーマを変えて、私の「最近のマイブーム」についてお話ししてみたいと思います。
皆さんは、日々のちょっとした出来事や気持ちを、どんな風に残していますか?
日記を手帳に書いたり、スマートフォンのメモに入力したり、あるいは写真を撮って振り返ったりと、いろいろな方法があると思います。
私が最近夢中になって楽しんでいるのは、少し変わっているかもしれませんが「自分の日常を歌にすること」なんです。
「歌を作る」と聞くと、楽器が弾けたり、楽譜が読めたり、音楽の特別な知識が必要だと思われるかもしれません。私自身も、最初から音楽作りが得意だったわけではありません。
私が使っているのは「Suno(スノ)」というAIのサービスです。これは、入力した文章から自動で音楽を作ってくれるという、とても便利な仕組みになっています。
難しい操作は必要なく、自分が歌にしてみたい内容を文章(プロンプト)として打ち込むだけで、あっという間にメロディーがついて、一つの曲が完成するんです。
初めてこのサービスを使って、自分が何気なく打ち込んだ言葉が立派な音楽になって流れてきた時の驚きと感動は、今でもよく覚えています。
私がSunoで作っているのは、壮大なテーマの曲ではなく、本当に身近な「日常の出来事」です。
たとえば、事業所での今日の作業のこと、帰り道に感じた季節の風のこと、あるいは「今日はちょっと疲れたな」というありのままの気持ちなど。
そういった、普通ならそのまま忘れて通り過ぎてしまうような日々のひとコマを文章にして、プロンプトとして入力しています。
どんな曲調にするかも選べるので、元気を出したい時は明るいテンポにしてみたり、ゆったりしたい時は落ち着いたメロディーにしてみたりと、その日の気分に合わせてアレンジできるのも面白いところです。できあがった曲を聴く時間は、私にとってとてもワクワクする楽しいひとときになっています。
このマイブームを続けていく中で、ただ「楽しい」というだけでなく、私にとってすごく嬉しい気づきがありました。
体調の波があったり、年齢を重ねたりする中で、少し認知機能が低下してきたかな、物覚えが悪くなってきたかもしれないな、と不安に感じる時があります。文字だけで書いた日記だと、後から読み返してもピンとこなかったり、その時の情景を思い出しにくかったりすることもありました。
でも、不思議なもので「歌」になると全然違うのです。
自分が体験した出来事を、自分で選んだ言葉でプロンプトにし、それがリズムやメロディーに乗って耳から入ってくる。すると、認知機能が少し落ちているように感じる時でも、自分が作った歌だからこそ、すっと自然に頭の中に入ってくるんです。
音楽と一緒に言葉を聴くことで、「あぁ、あの日はこんな風に感じていたんだな」という記憶が、とても鮮やかに、そして優しく心に残るようになりました。
今は、事業所の休憩時間や、家に帰ってほっと一息つく時間に、自分が作ったお気に入りの曲を聴き返すのが大きな楽しみになっています。
「明日はどんな出来事を歌にしてみようかな」と考えると、何気ない毎日の生活の中にも、ちょっとした楽しみや面白さを見つけやすくなった気がします。
新しいことに挑戦するのは少し勇気がいりますが、自分のペースで楽しめる趣味を見つけられたことは、毎日の生活にとても良い刺激をくれています。
これからも、事業所での作業を自分のペースで頑張りながら、日常のささやかな出来事を歌にして、楽しみながら記憶に残していきたいなと思っています。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。皆さんにも、毎日が少し楽しくなるような素敵なマイブームが見つかりますように。
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