こんにちは!あるいはこんばんは!キャリカク一宮です⭐
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きびだんごを腰にさげて旅立ちました。
道中、最初に現れたのは、腹をすかせた一匹の犬。
「桃太郎さん、桃太郎さん。日本一のきびだんごを一つくださいな。お供します!」
その素直さと力強さに桃太郎はうなずき、きびだんごを差し出しました。
続いて現れたのは、枝の上からこちらを鋭く見下ろす猿。
「きびだんご一つでいい。お前の役に立ってやろうじゃないか」
なんだか偉そうでしたが、身のこなしの軽さは頼りになるものでした。
さらに進むと、色鮮やかな羽をきらめかせながら、キジが空からふわりと舞い降りました。
「桃太郎さんの鬼退治、ぜひともこの空の目をお役立てください」
そう言うと、桃太郎は「すまない。きびだんごが売り切れだ。それでもいいならお供になってほしい」
キジは「え。きびだんご全員分用意するもんじゃないの…まあいいか」
仲間に加わりました。
こうして、犬・猿・キジという心強い三匹のお供を連れ、桃太郎一行は船を走らせ、ついに鬼ヶ島へと近づいていきました。
暗く荒れた波が岩にぶつかり、ゴウッと音を立てています。
鬼ヶ島の空気は重く、どこか焦げた匂いがただよい、遠くの方からは太鼓のようなドンドンという振動が響いてきます。
「みんな、用意はいいか?」
桃太郎が尋ねると、犬は低くうなり、猿は木槍を握りしめ、キジは羽をパタパタして島を見据えました。
船が砂浜に乗り上げ、ギギッと音を立てて止まる。
桃太郎は砂地に足を踏みしめ、一歩前へ出る。
「さあ、鬼退治だ!」
潮風を切って叫んだその声は、まっすぐ鬼ヶ島の奥へと響いていきました。
ここから、勇ましい戦いが始まるのです——。
次回最終回は12月27日(土)アップです!
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