
毎年12月25日はクリスマス。
イルミネーションやプレゼント、ケーキなどを楽しむイメージが強いそんなクリスマスだが、実は深い歴史と宗教等の意味を持つ行事。
クリスマスの由来、世界での過ごし方、日本独自の文化などについてわかりやすく紹介する。
・クリスマスの由来と本来の意味
クリスマスはイエス・キリストの誕生を祝うキリスト教の行事。
キリスト教では、イエスの誕生は人々に希望と愛を齎した出来事とされている。
聖書によれば、イエスはベツレヘム(パレスチナ自治区、エルサレム南方の町・ダビデ王の故郷でもある)で、ヘロデ王の時代に誕生したとされており、天使や羊飼い、東方の三博士がその誕生を祝ったとされている。
イエスが生まれたとされる場所は馬小屋であるとされており、その跡地には現在聖誕教会(339年、ローマ皇帝コンスタンティヌス1世によって建てられた教会)が建てられている。その教会の地下の洞窟にはイエスが生まれたとされる場所に東方の三博士を導いた星にちなんだ14芒星の印が刻まれている。
イエスの正確な誕生日は不明で、各宗派がそれぞれに日付を定めて生誕を祝っていたが4世紀前半に教皇ユリウス1世がイエスの生誕の日を12月25日に定めた。
冬至(12月22日頃)の時期である前後には異教の祭が重なることが多く、キリスト教側が不況拡大を狙い12月25日をイエス生誕の日としたものと見られている。この日から12日後の1月6日が「顕現日」(公現日)で、その前日までの1月5日までを「降誕節」(Christmastide)といい、12月25日は欧米を中心に祝日にしている国が多く、古くから12月25日がクリスマスとして定着してきた。
クリスマス(Christmas)は英語の「キリスト(Christ)のミサ(mass)」に由来している。
また「Christmas」はやや砕けた表記として「Xmas」「X-mas」があり、これはギリシア語の「Xristos」の頭文字+「mass」(ミサ)に由来する。
Xristosは「油を注がれた者」で「救世主」「キリスト」を意味する。
・世界(海外)でのクリスマスの過ごし方
海外ではクリスマスは家族と過ごす大切な祝日であり、家族で集まり食事(七面鳥やロースト料理を食べるなど)をする、教会に赴き礼拝に参加する、家族同士などでプレゼントを交換する等を宗教行事である。
また、子どもたちにプレゼントを配るサンタクロースは「聖ニコラス」という実在した人物がモデルとなっている。
・日本ならではのクリスマス
日本では、宗教行事として行われる海外の過ごし方とはまた違い、恋人や友人、家族等と七面鳥やロースト料理など頂く家庭もあるが、多くはフライドチキンが定番となっている他クリスマスケーキを食べたり、町中のイルミネーションを楽しむなど日本独自のイベントとして行われている。
海外とは違い、12月25日は祝日ではなく平日通り学校や仕事があるのも日本の特徴。
・クリスマスのシンボルに込められている意味
クリスマスには様々な象徴がある。
クリスマスツリーは「命や成長の象徴」、星は「イエス誕生を知らせた星」、リースは「永遠や平和の意味」、ベルは「喜びを伝える音」等様々な意味がある。
・クリスマスは「思いやりの日」
クリスマスはプレゼントやイベントを楽しむだけでなく、感謝・優しさ・思いやりを大切にする日でもある。
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