こんにちは!キャリカク勝川駅オフィス、Bです。
今回はキッチンの片隅で、日々お鍋やまな板をピカピカにしてくれている「たわし」についてのお話です。ちょっと地味な存在かもしれませんが、知れば知るほど面白くて、じわじわと愛着がわいてくる存在なんですよ。
まずは「たわし」そのものの発祥について。
たわしは、明治時代に登場した比較的新しい掃除道具です。木の芯にヤシの繊維やシュロ(ヤシ科の植物)を巻きつけて作られたシンプルな道具で、昔ながらの日本家屋や銭湯、そしてもちろん今のキッチンにも欠かせません。
でも、このたわし、最初からキッチン用品だったわけではないんです。

たわし界のレジェンドと言えば、やっぱり「亀の子束子(かめのこたわし)」!
その誕生は、1907年(明治40年)にさかのぼります。発案したのは、東京の雑貨商・西尾正左衛門さんの奥さん。売れ残っていたシュロ製の玄関マットを、なんと自らハサミでカットして丸めて、床掃除に使ってみたのが始まりだそうです。
それがまあ、よく汚れが落ちる!ということで、これを製品化したのが「亀の子束子」。そしてこの可愛い名前には、こんな裏話があるんです。
なんと、束子を見た子どもが「亀だー!」と言ったことがきっかけで「亀の子」という名前に。「たしかに形、ちょっと亀っぽいかも…」って思っちゃいますよね(笑)
しかも、亀って縁起が良くて長寿の象徴だし、水にも縁がある動物。水回りの掃除道具としてはぴったりなネーミングだったというわけです。
亀の子束子は、明治・大正・昭和・平成・令和と、なんと5つの時代を生き抜いてきたロングセラー!しかも今でも、創業当時とほとんど変わらない形・素材・品質を守り続けているんです。
素材には天然のパームヤシを使用。見た目はちょっとチクチクしてそうですが、意外と優しくて、汚れだけをしっかり落としてくれる頼もしい存在。まな板やざる、野菜まで洗えちゃいます。
最近では、色や形もさまざまで、インテリアに合うおしゃれなたわしも登場。さらには、環境への配慮からプラスチック製品をやめて、あえて「たわし」に戻る人も増えているんですよ。

たわしって昔ながらの道具…と思いきや、実はけっこう進化してるんです!
・フライパン専用のちょっと硬めのたわし
・手のひらサイズの「ミニたわし」
・カラフルなたわしで気分も明るく!
・台所だけでなく、お風呂掃除にも便利な形のもの
などなど、現代の暮らしに合わせた「たわし」の新スタイルも続々登場しています。
というわけで、今回は「たわし」についてじっくりご紹介しました。
ふだんはあまり注目されない存在だけど、私たちの暮らしの中でずっとそばにいて、静かに、でも確実に役目を果たしてくれるたわし。亀の子束子のように、名前にもストーリーがあって、知るほどにほっこりしますよね。
次にたわしを使うとき、ちょっとだけ「ありがとう」の気持ちを込めてみると、なんだか洗い物も楽しくなるかも…?
それでは、また次回のブログでお会いしましょう〜!
CONTACT


