本日6月19日は「プログラミング教育の日」です。「ロ(6)ジッ(10)ク(9)」の語呂合わせから、プログラミング教育の普及と、未来を担う人々に論理的思考を育んでもらうことを目的に制定されました。
さて、プログラミングと聞くと、熱心にパソコンに向かって英語のような怪しげな文字列(コード)をカタカタと打ち込む姿を想像する方が多いのではないでしょうか。「自分には難しそう」「理系の人がやるもの」と、少し身構えてしまう方もいるかもしれません。
さらに最近では、ChatGPTをはじめとする生成AIの進化が凄まじく、こう囁かれるようにもなりました。 「もうAIが自動でコードを書いてくれるんだから、人間がプログラミングを学ぶ必要なんてないのでは?」
確かに、簡単なWebサイトのコードやアプリの基礎は、AIに「〇〇なシステムを作って」と指示するだけで、一瞬で出力される時代になりました。これからの時代、人間が必死にコードの書き方を暗記する意味は薄れていくでしょう。
しかし、キャリカク小田原オフィスでは、だからこそ今、プログラミング(あるいはその根底にある考え方)を学ぶ価値がこれまで以上に高まっていると考えています。
今回は「AIに任せる時代」における、プログラミング学習の本当の意義について深掘りしていきます。
AIに思い通りのプログラムを書いてもらうためには、人間がAIに対して「何を、どうしたいのか」を正確に伝える必要があります。このAIへの指示文のことを「プロンプト」と呼びます。
実は、このプロンプトを正しく出すために必要なスキルこそが、プログラミング学習で培われる「論理的思考力(ロジカルシンキング)」そのものなのです。
例えば、AIに「いい感じの計算アプリを作って」とだけ頼んでも、AIは困ってしまいます。「まずユーザーが数字を入力する画面があり、プラスボタンが押されたら足し算を行い、その結果を画面の中央に大きく表示する。もし数字以外が入力されたらエラーメッセージを出す」というように、物事を順序立てて、要素を分解して説明しなければなりません。
プログラミングを学ぶということは、単にコードの文法を覚えることではありません。「自分のやりたいことを、コンピューター(AI)が理解できるレベルまで細かく分解し、筋道を立てて組み立てる力」を養うことなのです。この力がないと、これからのAI時代に、AIを使いこなす側ではなく、AIに振り回される側になってしまいます。
AIは非常に優秀ですが、完璧ではありません。時々、もっともらしい顔をして、全く動かない嘘のコードを出力することがあります(これをAIの「ハルシネーション(幻覚)」と呼びます)。
もし、人間に全くプログラミングの知識がなければ、AIが出してきたコードが正しいのか、なぜエラーが出ているのかを判断することができません。
・「AIが書いてくれたけど、どこが原因で動かないんだろう?」
・「このエラーメッセージはどういう意味だろう?」
こうした時に、プログラミングの基礎知識(「変数」「条件分岐」「繰り返し」などの基本概念)があれば、「あ、ここでデータの型がズレているな」「条件の設定が漏れているな」と、ピンポイントで原因を予測し、AIに「ここを修正して」と再指示を出すことができます。
これからのプログラミングは、「ゼロから書く仕事」から、AIが書いたものを「チェックして形を整える仕事(ディレクションやデバッグ)」へとシフトしていきます。その現場で活躍するためには、やはり最低限の基礎知識という名の「共通言語」が必要不可欠なのです。
キャリカク小田原オフィスがプログラミング学習(Web制作やITスキルの習得)をおすすめするもう一つの大きな理由は、メンタル面や自己成長におけるメリットが非常に大きいからです。
プログラミングは、良くも悪くも「嘘をつきません」。 正しく指示を出せばその通りに動き、1文字でも間違っていればエラーになります。
最初は思い通りに動かなくてイライラしたり、落ち込んだりすることもあるかもしれません。しかし、原因を探し、間違いを見つけ、画面に「Hello World」や「ログインに成功しました」という文字が表示されたり、自分が作ったボタンがピカッと光ったりした瞬間の達成感は、何物にも代えがたいものがあります。
「自分の力で、課題を解決できた」 このスモールステップ(小さな成功体験)の積み重ねは、「自分だってやればできるんだ」という自信(自己効力感)に繋がります。この自信は、プログラミングの世界だけでなく、日常生活や新しい仕事に挑戦する際のマインドにも、驚くほど良い影響を与えてくれます。
プログラミング教育の日の「ロジック(論理)」とは、冷たいお勉強のための言葉ではありません。「自分のアイデアを形にするため、そしてAIという強力な相棒と対等に会話するための、最強のコミュニケーションツール」です。
技術がどれだけ進歩しても、それをどう使うかを決めるのは、あなた自身です。「AIの時代だから…」と諦めるのではなく、「AIがあるからこそ、面白いものをラクに作れる時代になったんだ!」と捉え、最初の一歩を踏み出してみませんか?

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就労移行支援事業所「キャリカク小田原オフィス」では、障がいや生きづらさを抱えている方が、自分らしく社会で輝くためのサポートを行っています。
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