こんにちは、利用者のKです。
私は昔、このような絵本を読んだことがあります。
ある村に、20代くらいの若いねずみが4人暮らしていました。でも、そのうちの3人は、会うたびにケンカばかり。ほんの小さなことで言い合いになり、お互いに意地を張ってしまう毎日でした。
そんな様子を見ていたもう1人のねずみは、とても心を痛めていました。
「こんなにケンカばかりしていたら、お嫁さんも来てくれないだろうし、みんな怖がって近寄れなくなってしまうよ…」
そう思った1人のねずみは、静かに村を離れ、
旅に出ることにしました……。

それから20年。
ふるさとのことが懐かしくなり、もう一度村へ帰ってみると、そこには思いがけない景色が待っていました。
昔は毎日のようにケンカをしていた3人のねずみは、すっかりおじさんになり、
とても穏やかな表情で笑い合っていたのです。
昔のような言い争いはなく、お互いを思いやる優しい空気が流れていました。
その姿を見た旅に出たねずみは、思わず目に涙を浮かべながら、
「本当に良かったなぁ😢」
と、心から思いました……。

私はこのお話が大好きです。
そして42歳になった今、この絵本の意味が、以前よりもずっと心に染みるようになりました。
若い頃は、どうしても自分の気持ちを通したくなったり、相手のことを素直に受け止められなかったりすることがあります。でも、人は長い時間の中で、いろいろな出来事を経験しながら、少しずつ優しくなっていくのかもしれません。
だから私は、今どんなにケンカをしている人を見ても、「きっといつか分かり合える日が来る」と思えるようになりました。
20年という時間は、人の心をゆっくり育ててくれる、とても不思議で、とても大切な時間なのだと思います。
42歳になった今だからこそ、「いつかきっと仲良くなれる」「人は変わることができる」という希望を信じられることが、とても尊く、そして本当に素敵なことだと感じています。
この絵本は、そんな温かい希望を、そっと私の心に届けてくれる一冊なのです。
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