2025年5月27日付のブログにて「調子が悪いとき、体調を崩したとき
の対処方法 WRAP その①」で、WRAPとはなにか、その概要を書
かせて頂きましたが、今回からWRAPの5つ構成要素の利用方法につ
いて書かせて頂きます。
「WRAPの5つの構成要素」としては以下のようになります。
①元気な時に役立つ道具箱(Wellness Toolbox)
②自分が元気なときの状態
③注意サイン(Early Warning Signs)の認識
④調子が崩れたときのアクションプラン
⑤危機プラン(クライシス・プラン)
今回は「③注意サイン(Early Warning Signs)の認識」について、書かせて頂きたいと思います。
WRAP(元気回復行動プラン)は、自分の心身の健康を維持し、回復力
を高めるための自己管理ツールです。その中で「注意サインの認識」は、とても重要なステップになります。
〇WRAPにおける「注意サイン(Early Warning Signs)」とは
引き金となる出来事があったり、きっかけは分からなくとも「いい
感じ」でなくなり始めていることがあると思います。
乱れが生じ始めていることを示す、かすかなサインをWRAPでは
「注意サイン」と呼びます。
この「注意サイン」を普段から見返していくことは、「注意サイン」
により気付きやすくなりますし、「いい感じ」がもっと悪くなって
行く前に何らかの行動をとることを可能にさせてくれます。
生きていると、いろいろなことが起きます。「外側」だけでなく、
自分の「内側」でもイライラしたり、訳もなく寂しくなったり。
あるいは早口になっている。お腹が張っているなど。
「いい感じの自分」からちょっと離れてしまったことを教えてくれる
のが「注意サイン」。
「注意サインは「内側」で起こっているということと、「微かな」
というところが大きなポイントで「注意サイン」は自分の「内側で
起こる微かな変化」
イライラする、不安になるといった心理的なものから、猫背になる、
呼吸が浅くなるといった身体的なものも含まれる、「自分自身に
起きていること」。
外からの刺激(引き金)に関係しているかもしれませんし、していないかもしれません。自分の内側に起きているということです。
「微かな変化」なのでもしかしたら自分では気付かないかもしれない
ものです。
サインに気付けるか否かがポイントであり、気付ければ、プランの80%位は機能したことになると思われます。「注意サイン」に気付いたら、対応する「道具」を使うという使い方をします。
①「注意サイン」を明らかにしておくパート(気付き)と②その「サイン」に対する自分の道具を示しておくパート(道具)を準備しておきます。
①注意サインの例
・イライラや否定的な感じが強まる
・不安が高まっている感じ
・物事を楽しめない気がする
・やる気が出ない
・動きが鈍くなる
・日常生活管理プランの事柄をやらなくなる
・体(身体)と一体でない感じがする
・何も気にしなくなる、無関心になる
②注意サインに行動するプランの例
気分が改善するまで毎日するべきことのリストを作ります。
注意サインに気が付いた時にそれ以上悪くなることを防いでくれるで
あろうと思う事です。
・10分間のリラクゼーションを3回する
・楽しめることを最低1時間する
・その時の気分をサポーターに話す
・日常生活管理プランの「毎日すべき事」にあげた事をすべて行う
・家事を誰かにやってもらう
「注意サイン」を早く認識し、適切な対処を行うことで、深刻な状態
(危機)を防ぐことができると思われます。
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