招き猫の愛好家の団体である日本招猫倶楽部が制定。
日付は「くる(9)ふ(2)く(9)」(来る福)と読む語呂合わせから。招き猫の魅力をアピールし、多くの人に福を招いてもらうことが目的。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。この日を中心に、三重県・伊勢の「おかげ横丁」の「来る福招き猫まつり」など、全国各地で記念行事が開催されている。
招き猫は、前足で人を招く形をした、猫の置物。猫は農作物や蚕を食べるネズミを駆除するため、古くは養蚕の縁起物でもあったが、養蚕が衰退してからは商売繁盛の縁起物とされている。
縁起物の招き猫には、右手をあげた猫と左手をあげた猫の二種類がある。
「右手」はお金や福を呼び、「左手」は客などの人を招くとされる。全国一の生産地・愛知県常滑市の業者によると、1997年(平成9年)春頃から「右手」の注文が増え始め、従来の「右1:左9」の比率が「右7:左3」になったという。招き猫発祥の地との説がある東京・世田谷の豪徳寺でも同じ傾向だという。
実はさまざまな姿をしている招き猫。ここでは、招き猫のパーツや色に込められた意味を紹介する。
【手】
左手……人招きと呼ばれ、商売繁盛や良縁などをもたらす。
右手……金運や幸運を呼び寄せてくれる。
両手……上記の両方を手に入れたい人向け。
その由来は定かではないが、多くの人が利き手である右手でお金を扱うことが多いことから、右手を上げている招き猫をお金招きと呼ぶようになったともいわれている。招き猫の中にはお金も人も招こうと両手を上げたものもあるが、万歳をする姿が「お手上げ」のようだと避ける人も多いのだとか。
また、上げている手の高さにも違いがある。耳よりも上まで手が上がっているものを「手長」、耳よりも下に控えめに手を上げているものを「手短」と呼び、手が長く伸びているほど遠くの福や大きな福を招き、短いものは身近な福やささやかな幸せを招くとされている。
【持ち物】
招き猫といえば小判を持っているイメージだが、初期の招き猫には小判はなく、首輪に鈴をぶら下げた姿がほとんどだった。この鈴が次第に小判へと変わっていったといわれている。
小判には金額や「開運」「招福」といった縁起のよい言葉が描かれており、招き猫に込めた願いがダイレクトに反映されている。面白いのが、小判に描かれた金額が時代とともに「千両」「万両」から「億万両」にまで跳ね上がっていくところだ。控えめな金額であるほど、基本的には古いものと考えられる。
今では小判だけでなく、鯛やだるま、熊手、打出の小槌など、さまざまな縁起物を持った招き猫も。そのバリエーションは願い事の数だけあるといってもいいだろう。
【色】
| 白 | 開運招福、商売繁盛 |
| 黒 | 魔除け、厄除け、家内安全 |
| 三毛 | 運を呼ぶ |
| 赤 | 病除け、無病息災 |
| 金/黄 | 金運上昇 |
| ピンク | 恋愛成就 |
| 青 | 学業成就、就職成功、交通安全 |
| 緑 | 家内安全、学力向上 |
| 紫 | 健康長寿 |
招き猫は、単なる装飾品ではなく、日本の伝統文化に深く根ざした縁起物です。その歴史や意味を理解し、用途に応じて選ぶことで、日常生活やビジネスに幸運を招くことができます。
招き猫の工芸品は、職人の技と心が込められた一品であり、現代のインテリアとしても楽しめるスタイリッシュなデザインを取り揃えています。贈り物としても、自分自身の運気向上のためにも、ぜひ一度その魅力を感じてみてください。
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