
私たちが普段利用しているスーパーマーケット。
いつも何気なく買い物をしていますが、季節によって売り場が大きく変わっていることに気づくことがあります。
春には春野菜やお花見に関連した商品、夏には飲料やアイス、秋には栗やさつまいも、冬には鍋料理に使う食材などが目立つようになります。
こうした売り場は、どのように作られているのでしょうか。
気になったので少し調べてみました。
スーパーでは、季節が変わってから売り場を変えるだけではなく、年間を通した販売計画を立て、季節や行事に合わせて商品や売り場を変えています。
業界では一年を52週に分けて販売促進を考える方法も使われています。
つまり、私たちがお店で季節を感じるずっと前から、売り場では次の季節に向けた準備が進められているのです。
さらに興味深かったのが、気温と商品の売れ方の関係です。
気象庁では、スーパーマーケットなどの販売データと気温や降水量との関係を調査しています。
その結果、多くの商品で気温と販売数に関係があることが分かっています。
たとえば、ある調査ではファミリーアイスは気温が上がるにつれて販売数が増え、一定の気温を超えると急増する傾向が確認されています。
こうしたデータと気温予測を組み合わせれば、「そろそろこの商品が売れそうだ」と予測して、在庫や売り場を準備することができます。
スーパーはカレンダーだけではなく、空模様の少し先まで見ているのです。
スーパーの売り場を一年間見ていると、四季だけではなく、日本のさまざまな行事も感じられます。
お正月、節分、ひな祭り、お花見、土用の丑の日、ハロウィン、クリスマスなど、時期に合わせて売り場が次々と変わります。
昨日まで節分の商品が並んでいた場所が、気がつくと別の行事の売り場になっていることもあります。
こうした変化も、年間を通して計画された売り場づくりの一つです。
今回調べてみて、スーパーマーケットは商品を並べて販売するだけの場所ではないことに気づきました。
気温や天候、旬の食材、年間行事など、さまざまな情報をもとに売り場が作られています。
春が近づけば春らしい商品が増え、暑くなれば夏の商品が増え、涼しくなれば秋や冬の商品へと変わっていく。
考えてみると、私たちはスーパーで商品を買うだけではなく、知らず知らずのうちに「四季」も感じているのかもしれません。
次にスーパーへ行ったときは、商品だけではなく、
「この売り場は、なぜ今ここにあるのだろう?」
そんな視点で店内を見てみると、いつもの買い物で新しい発見があるかもしれません。
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