有名な太宰治の著作、走れメロスで「沈みゆく太陽の、十倍も早く走った」という記述があります。
では実際、沈みゆく太陽の十倍とはどれくらいのスピードなのか?これを真面目に研究した科学者がいます。柳田理科雄という方なのですが、その方によると
走れメロスの舞台シラクスの緯度は北緯37度で、地球の自転速度は時速約1300kmになります。
「太陽の十倍」とはこの自転速度の10倍になるので
時速1300km×10=時速13,000kmになります。
マッハ換算すると気温15℃の空気中と仮定して約マッハ11に相当する超高速でメロスは走ったことになります。
仮にメロスが100m走ったとすると、0.02秒というとんでもないタイムを叩き出します。
また、そのスピードでメロスが走ることによって強力な空気抵抗(ソニックブーム)が発生し周囲の建物や地面はその衝撃波で破壊されてしまいます。
もはやここまでくると「走るなメロス」となります。
物理的な限界を超えて、友情のためにどれだけ速く走ったのかというメロスの揺るぎない決意を読者に伝えたかったのかもしれませんが、太宰はここまで計算してメロスを走らせたのかは今となっては分かりません。
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