私が推しを追いかけて色々な場所へ遠征するようになってから10年が経とうとしている。
もちろん体調が芳しくなくて行けなくなったり、遠征先でメンタルが崩れて動けなくなったり……という経験は数えきれないほどあるのだが、今回はその中でも「これは本当にダメかも……!」と感じた経験を2つ紹介しようと思う。
ひとつは『遠征先で牡蠣に当たった』こと。
イベント前日に千葉で生牡蠣を1つだけ食べ、当日に栃木で嘔吐と下痢が止まらなくなり、結果的に茨城の病院に5日間入院した。
熱も40度以上出たし、私の血管が細いせいなのか点滴は頻繁に逆流するしで散々だった。食あたりといっても生牡蠣1つでこんなに酷い症状が出るのか?と不思議に思ったのだが、お医者さん曰く『服用している薬との飲み合わせ』が非常に悪かったそう。
パニックを抑えるための薬が別のパニックを引き起こすとは、なんとも皮肉な話だ。
ただひとつ救いだったのは、看護師さんの雰囲気が柔らかくて安心できたことだった。
『牡蠣の名産地から来たのになんでわざわざ千葉で生を食べちゃったの!?』と言われ、さすがにその通りだなと笑ってしまった。
このゆる~い言葉のおかげで今こうして笑い話にできているのだから看護師さんには感謝している。
そしてふたつめは『薬をバスの中にぶちまけてしまった』こと。
少しでも節約するために夜行バスを利用することもあるのだが、あろうことか行きのバスで手が滑って薬を全て落としてしまった。
私が服用している薬は『離脱作用』が酷いものがあり、服用を忘れると酷いめまいや吐き気、脳みそが激しく揺さぶられるような感覚、脂汗、シャンシャンという音、手足がビリビリと痺れる……などの症状が出る。
薬を落としたのが帰りのバスならばまだ何とかなったかもしれないが、行きでやらかしてしまったため、帰りのバスは地獄だった。
前述した症状の中12時間バスに揺られ続けた。
もちろん寝れるわけもなく、だからといって消灯されているので何かするわけにもいかず『これは本当にもう帰れないかもしれない』と思った。
比喩ではなく死にそうになりながら12時間の旅を終え、駅から数時間かけて自宅まで帰った。帰れた時は安堵と嬉しさで号泣してしまった。
このように、私は遠征を続ける中で『薬の怖さ』を何度も実感した。
飲んでも地獄、飲まなくても地獄……できることなら服用を辞めたいが、そうもいかなそう。
メンタルの不調は漢方薬でも改善することがあるらしいので、まずは漢方から試してみることを強くお勧めする。
でないと一生薬に振り回されてしまう可能性が高い。そうはなってほしくない。

投稿者:M.H
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