利用者のGです。
私は今は29歳であるが、1年ほど前から世界史の学び直しをするようになった。
学び直しとは言っても、高校の授業のように古代から現代まで順に勉強するのではなく、自分の興味のある箇所を自由に学ぶ感じだ。
学校の授業では「この人名や地名を覚えなさい」と強制され、その固有名詞が正確に答えられないとテストでは0点と扱われる。
そして当然、誰も赤点など取りたくないから嫌々ながら必死に覚えて、何とか点を取れるようにする。
しかしこれでは、頭に深い知識として残ることはないだろう。
大人になってからの勉強における最も良いところは「テストに出るからここを覚えなさい」という強制がなく、自由に好きな箇所から取り組める点である。
世界史でも「ウェストファリア条約」などの固有名詞を無理に暗記する必要はない。
条約名や人名が全く答えられなくても「この条約により、ヨーロッパにおける主権国家体制が確立した」などと理解すれば、何の問題もない。
むしろ固有名詞の暗記ばかりに拘り、肝心の中身に対する理解が不十分では、本末転倒になってしまう。
森博嗣さんという古希(70歳)に近い小説家がいるのだが、森さんは子供の頃から固有名詞が覚えられなかった。
人名や地名はもちろん、親しい人の名前すらも思い出せないことがあるらしく、それは現在でも変わらないという。
地理的にどの場所にあるのかはわかる、その場所の絵は描けたりする、ということらしいのだが、名称になるとさっぱり覚えられないようだ。
そういう経緯があって、森さんは中学時代に「固有名詞の記憶をやめよう」と決めたらしい。
森さんは自分自身のことを「固有名詞など具体的な思考より、数学など抽象的な思考のほうが向いている」とも言っている。
自分自身の分析を森さんは出来ているのだろう。
ちなみに、私も森さんのエッセイ本を3冊ほど読了したことがあるが、固有名詞が出現することはほとんどなかった。
「ここを覚えなさい」という暗記を強制される学校で学ぶのでは、むしろ学びの面白さには気づけないかもしれない。
大人になってからの勉強は制約がないので、自分の好きなことを自由に学べばよいだろう。
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