利用者のGです。
大人の勉強に関する本が多く出版されているなか、29歳の私も世界史の学び直しを1年ほど前から始めています(極めて浅く学び直しています 笑)。
しかし「アヘン戦争における清朝(歴史上の中国王朝)の敗北は、列強によるアジア植民地化の第一歩となった」など断片的には覚えていても、深い理解を得られずに至っていました。
しかし、1年ほど世界史を浅くも学ぶなかで、自分なりに「深く理解する」とは何かがわかってきたので、それについて書きたいと思います。
私が思う「深く理解する」の意味の一つは「知識が線として構築されている」だと思います(もちろん「何も見ずにスラスラと説明できる」や「自分の言葉で置き換えられる」など、他にも沢山あるでしょう)。
それはどういうことかというと、上にあげたアヘン戦争を例に説明したいと思います。
1842年にイギリスに敗戦を喫した清朝(当時の中国王朝)は、イギリスの要求に従うしかなく、不平等条約を締結しました。
この条約で香港島の割譲、五つの港の開港など、中国は植民地化が始まっていきます。
そして、この敗戦は色々な要素へと繋がります。
勝利したイギリスですが、その後は中国貿易による利益が思ったよりも得られませんでした。
そこで、イギリスは中国での貿易港をさらに増やすなどの願望を持つようになり、それが1856年に始まる第2次アヘン戦争(アロー戦争)の原因にもなっています。
また、アヘン戦争は日本にも影響を与えました。
当時の日本は「異国船打払令」を発令していて、外国船が日本沿岸に近づいたら砲撃するものでした(ただし、オランダなど日本と交易を行う国の船は例外でした)。
これは、表向きは鎖国中の日本を外国から守る政策でしたが、民衆が外国人と交流することで江戸幕府転覆を計画するのを防ぐのが、目的でもあったようです。
そんななか、アヘン戦争で清がイギリスに敗戦を喫します。
それを耳にした江戸幕府は、イギリスの軍事力に脅威を感じ、異国船打払令で外国を刺激すべきではないと考えるようになりました。
そこで、江戸幕府は遭難した外国船に限定して食料や燃料の補給を認める「天保の薪水給与令」を発し、異国船打払令は廃止されたのです。
異国船打払令の撤廃にも、アヘン戦争は繋がっていました。
世界史でもそうですが、点だけの暗記をひたすらに増やすだけでは限界がありますし、事象や要素が線で繋がらないので、概要や全体像も掴めません。
丸暗記が苦ではない人もいるかもしれませんが、ほとんどの人は苦痛により挫折するでしょう。
数学、歴史、経済、科学など、この世には多種多様な学問があります。
しかし、どの学問においても「深い理解を得る」とは「知識を点から線に変化させる」かもしれません。
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