
(写真:フリー素材ドットコムより)
Windows10のサービス終了が発表されて2ヶ月ほど経ちました。
「いい加減、パソコン買い換えようかなぁ」と思っている方がいるかもしれませんが、残念ながら、今は買い替えがおすすめできない状況になってきています(ただし、本当に急ぎで買い替える必要が出た場合は、大至急買い替えをした方がいいです)
実は、この辺パソコンだけではなくスマホも影響するお話なうえ、これらと切っても切れない事象が原因なので少しだけ詳しくお話していこうと思います。
本題に入る前に、少しだけパソコンやスマホの用語のお話をば。
パソコンやスマホを動かすための機械的なパーツはたくさんあるのですが、重要な要素は3つです。
その3つは、CPU(スマホだとSoCという言い方もされます)、メモリ、ストレージ(パソコンだとHDDやSSDなどとも呼ばれます)になります。
下の図のように、CPUは頭脳(人間)、メモリは作業机、ストレージは本棚、という例えがよく使われます。

(画像:富士通FMV サポートページより)
今回のお話の主役になるのは机に当たる部分、メモリです。
現在このメモリという部品、価格がここ3カ月前の大体5~6倍という急激な価格上昇をしています。

(グラフ:価格.comより 2024年12月24日現在)
結論を言えば、このメモリの価格高騰が今パソコンを買うことを控えるべきということの最大の理由です。
では、なぜこのようなことが起きているかといえば、もはや生活の一部になっている人も多いであろうAI技術の影響です。
意識していなくても、Googleやbingといった検索をすると大体でてくる「AIによる概要」といった項目がでてきます。

(画像:Google検索結果画面)
このAIの需要が高まっていくことをうけて、AIというと思い浮かべる人も多いであろうChatGPTを開発してるOpenAI社が大量のメモリを確保するために契約をした、というのがどうやらこの価格高騰の始まりとされています。
AIである程度は便利になった反面、そのAIも結局はコンピュータということもありパソコンと同じ部品が使われていることで、ある意味で特需が生まれました。
結果、悪い言い方をすれば、この1年間のお米の価格を思い出してみてもらえばわかると思いますが、「メモリを買い占めて高値で売りさばこう」という業者が出てきた、ということのようです。
また、AIはコンピュータということで本棚に当たるストレージもメモリほどではないですが、同様の状況からか徐々に値上がり傾向にあります。
パソコンに必要な重要パーツの3つの内、2つも値上がり傾向(片方は高騰)にある結果、パソコンメーカー各社が値上げ(もしくは価格維持する代わりにメモリやストレージ容量を減らす)の発表を始めているというのが、2025年12月の状況です。
また、メモリやストレージはスマホにも必要な部分にあたるため、2026年に新規に発売されるスマホ(特に格安系Android)はメモリやストレージの容量が減るのではないか、という推測も出ています。
この辺は、まだまだ予測が難しいので専門家でも意見が分かれるところはあるようですが、来年2026年の間は、すでにメモリメーカー販売分の契約が完了していることから高止まりの状況で続くという点では一致しているようです。
この状況を受けて、工場の新規建設も始まっているという話もありますが、1年で生産が始まるようなものでもないので、2027年初めくらいまではお勧めできないのではと思います。
パソコン、特に自分でパーツを買いそろえて組み立てる自作パソコンの界隈では「『今が買い時』おじさん」という今が安いから買うべき、ということをいう人を指すネットスラングがあるのですが、現在の高騰をうけて「『今は買い時じゃない』おじさん」しかいない状況です。
パソコンはただでさえ安くはない買い物ですので、このような状況になってしまった以上は「本当に今買い替えが必要なのか」をしっかり考えてから購入するようにしてください。
投稿者 A
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