こんにちは。アラ還の難病患者【A.H】です。
僕は昭和43年1月生まれなんですが、昭和の時代には、令和の今では考えられないような面白いことがたくさんありました。
今では笑い話になりますが、昭和40年代の初期は、たとえば夜7時から始まるテレビ番組を見るために、その10分前に電源を入れて待っていました。当時のテレビは「真空管」でできていたので、中が温まって画面が映るまでに時間がかかったのです。でも、それは当時の僕たちにとって、独特の「待つ楽しみ」であり、ちょっとした儀式のようなものでした。
今から考えてみると随分のんびりとした時代ですが、当時はそれが当たり前だったので、不便さを感じることはありませんでした。そのうちにブラウン管テレビが登場してからは待つこともなくなりましたが、情報源といえばテレビやラジオだけの時代でした。
また、今では一人一台スマートフォンを持つのが当たり前ですが、昭和の家には固定電話がポツンと一台あるだけ。しかも通話料がかかるので、子どもが安易に使えるものではありませんでした。
だからこそ、学生時代は親に隠れてこっそり電話をしたり……。
そして最大の問題は、気になっている女友達の家に電話をするときでした。緊張しながらダイヤルを回しても、ご両親、特にお父さんが出たときはもう最悪です。お目当ての友達に代わってもらえるはずもなく、下手をすればお説教が始まることも……。今思えばのどかな時代ですが、あの電話をかけるときの心臓の「ドキドキ感」は、今でも忘れられない大切な思い出です。
ひるがえって今の時代は、世界中のリアルタイムなニュースがわずか数秒で伝わります。電話やメールも24時間お構いなし。誰々が離婚したといった、自分には全く関係のないニュースまで、お構いなしに飛び込んできます。
朝起きれば、何も考えずにスマホを開き、良いことも悪いことも、自分には関係のない情報が勝手に頭へと入り込んできて、朝から嫌な気持ちになってしまうこともありますよね。 現在は高度な情報社会ですが、あまりにも情報が溢れすぎている気がしてなりません。
そこでおすすめしたいのが、一日のうちスマホに触らない日を作ること。 いわゆる、デジタルデトックスです。
「便利さ」は人間を楽にしてくれますが、必ずしも人生を「豊か」にしてくれるとは限りません。 かつて真空管のテレビが映るのを待っていたあの10分間には、現代人が見失いがちな「能動的にワクワクする時間」や「情報のありがたみ」がギュッと詰まっていたのだと、改めて気づかされます。
情報に振り回されず、時にはあえて「電源を切る」「不便を楽しむ」という、心のアナログな余白を取り戻すことが、今の時代にこそ必要なのかもしれませんね。
皆様もぜひ、一度お試しください。
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