A型・B型・就労移行支援って、名前が似すぎてよく分からない…
自分(家族)にはどれが合うんだろう?
この記事では、
・就労継続支援A型
・就労継続支援B型
・就労移行支援
この3つの違いを、図と表でざっくり把握できるように整理してみます。
※自治体や事業所によって細かい運用は異なります。
実際に利用するときは、必ずお住まいの自治体や相談支援専門員さんに確認してください。
障害者総合支援法の就労系サービスは、本当はもっと種類がありますが、
ここでは就労に直結しやすい3つだけに絞ります。(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40524.html?utm_source=chatgpt.com)
イメージとしては、こんな感じです。

その手前に
・就労移行支援
一般就労を目指すための「準備&トレーニング」の場(利用期限あり)(https://works.litalico.jp/syuro_shien/?utm_source=chatgpt.com)
・就労継続支援A型
一般就労は難しいけれど、雇用契約を結んで働く場(最低賃金以上)(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40524.html?utm_source=chatgpt.com)
・就労継続支援B型
雇用契約は難しいけれど、自分のペースで働く場(工賃)(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40524.html?utm_source=chatgpt.com)
という3つのステップがあります。
就労移行支援/A型/B型の比較

就労移行支援は、「一般企業への就職」を目指す人のための、最大2〜3年のトレーニング&サポートです
・ビジネスマナーやコミュニケーション
・PCスキル、事務作業の練習
・実習(企業見学・体験)
・就活支援(履歴書、面接練習)
・就職後の定着支援
などをまとめてサポートしてくれます。
・体調はだいぶ安定してきた
・フルタイムか、それに近い形で働くイメージがある
・一般企業での就職を目指したい
という人に向きやすいサービスです。
逆に言うと、
・週5日は難しい
・体調やメンタルの波が大きい
・生活リズムもまだ不安定
という場合は、いきなり就労移行支援だと負荷が高いこともあります。
就労継続支援A型は、一般企業で働くのは難しいけれど、雇用契約を結んで働きたい人のための職場です。
特徴は、
・事業所と雇用契約を結ぶ
・原則として最低賃金以上の給料
・週4〜5日、1日4時間前後働くケースが多い
・利用期間の制限はなし
という点です。
普通の会社と同じように、
・遅刻・欠勤
・業務内容
・職場のルール
について、「社員に近い感覚」で責任を持つ必要があります。
・フルタイムは難しいが、ある程度安定して通える
・毎日同じ時間帯に通うリズムを作れる
・ある程度収入を確保したい
という人に向いています。
一方で、
・体調の波が大きい
・月によって通える日数がばらつく
・「責任が重いとすぐつぶれてしまう」タイプ
の人には、少しハードルが高い場合もあります。
就労継続支援B型は、雇用契約は難しいけれど「働きたい」人のための、ペースを優先した作業の場です。
特徴としては、
・雇用契約は結ばない
・お金は「給料」ではなく工賃
・週1日・短時間からでも利用しやすい
・利用期間の制限なし
・作業を通して「生活リズムを整える」「体力・集中力を少しずつ上げていく」「社会とのつながりを持つ」
といった目的があります。
・体調やメンタルの波が大きい
・長時間の勤務がまだ難しい
・まずは「週1日・午前だけ」など、小さな一歩から始めたい
・しばらく家にこもっていて、外に出ること自体が不安
という人には、B型がスタート地点としてちょうどいいことが多いです。
一方で、
・しっかり生活費を稼ぎたい
・早めに一般就労にチャレンジしたい
という人は、「B型で体力やスキルを整えてから、A型や就労移行支援へ進む」
というステップアップ型もよく使われています。
細かいことを考え始めると迷子になるので、まずは次の3つの質問で考えてみてください。
今すぐじゃなくても、いつか一般企業で働きたい
→就労移行支援 or A型が候補
一般就労は正直イメージが湧きにくい
→まずはB型で働く感覚を取り戻すところから
ざっくりとした目安です。
週5日・1日4〜6時間は行けそう
→就労移行支援 or A型も検討
週3日・午前だけなら…
→B型+将来就労移行のルートもあり
週1〜2日・体力もメンタルも不安定
→B型の短時間利用からが現実的
責任は重くてもいいから、しっかり給料をもらって働きたい
→A型
まずは安心感とペースを優先したい
→B型
将来の一般就労に向けて、トレーニングと就活もセットで支援してほしい
→就労移行支援
最後に、現場でよく聞く“勘違い”を3つだけ挙げておきます。
むしろ逆で、
・体調の波
・トラウマや不安
・生活リズムの乱れ
などがある中で、それでも一歩踏み出そうとしている人のための場所です。
「いきなり就職してまたつぶれてしまうくらいなら B型で少しずつ力をつける」という選択は、とても前向きです。
勘違い②:就労移行支援は“就職できる人だけ”が使うもの?
就職できるかどうか、最初から確実に分かる人なんていません。
・今の自分がどこまでできるのか試してみる
・やってみて難しければ、B型やほかの選択肢に戻る
という試行錯誤の場として使う人もたくさんいます。
そんなことはありません。
・B型→A型→一般就労
・B型→就労移行支援→一般就労
・A型で働きながら自分に合う一般就労をじっくり探す
など、ルートはいくらでも組み合わせられます。
大事なのは「今の自分にとって無理のないステップかどうか」です。
・就労移行支援=一般就労に向けた準備期間(期限あり)
・就労継続支援A型=雇用契約で働き続ける場(最低賃金以上)
・就労継続支援B型=自分のペースで働き続ける場(工賃・柔軟な通所)
という大枠が分かれば、あとは
・ゴールのイメージ
・今のエネルギー量
・責任の重さと安心感のバランス
を一緒に考えていけばOKです。
「どれが正解か?」より
「今の自分にとって、次の一歩にちょうどいいのはどれか?」
という視点でぜひ自治体の窓口や相談支援専門員さん、主治医、身近な支援者に相談してみてください。
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