2025年の年の瀬、祖父が静かに息を引き取った。
直系の孫である以上、本来なら葬式に出るのが筋なのだろう。しかし、どうしても足が向かなかった。
母との関係は長いあいだ冷え切ったままで、同じ家に暮らしているにもかかわらず一年以上も会話がない。
その状態で親戚が集まる場に出向けば、ただでさえ不安定な心がさらに揺さぶられるのは目に見えていた。
祖父の死を悼む気持ちは確かにあるのに、そこへ行く勇気だけがどうしても湧かなかった。
そんな迷いの中で、勤めているB型作業所の職員の方々に事情を話し、相談に乗ってもらった。
家族のことをこんなふうに語るのは正直気が引けたが、皆さんは否定することなく、ただ私の言葉に耳を傾けてくれた。
「そんな状況なら無理をしなくていい」と言ってもらえたことが、どれほど救いになったか分からない。
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