
図1:地中海交易の広がりとガウディのルーツ。ガウディが活動した地中海の文化圏。カ
タルーニャの繁栄を支えた地中海交易の広がりが、彼の建築の背景にある 。
序:石に刻まれた祈りの跡
バルセロナの空を突くサグラダ・ファミリア。それは単なる観光名所ではなく、アントニ
・ガウディという一人の男が、生涯をかけて神に捧げた「祈りの結晶」です。

図2:盟友エウゼビ・グエル伯爵。ガウディの才能をいち早く見出し、カタルーニャの精
神的復興(ラナシェンサ)と言う大いなる理想を託したパトロン。
大富豪であったグエル伯爵は、ガウディの才能を単なる芸術としてではなく、カタルーニ
ャの精神的復興(ラナシェンサ)を託す希望として見出したのです 。

図3:カテナリー曲線の原理 重力という「自然の理」に身を委ねることで生まれる、最
も純粋で安定した形「カテナリー曲線」の原理 。
神の法則としての構造: ガウディが用いたカテナリー曲線(懸垂線)は、重力という自
然の理に身を委ねた時に生まれる、最も純粋で安定した形です 。
石の森: 聖堂内部に立ち並ぶ枝分かれした柱は、森の木々を模しており、訪れる人を包み
込む「神の創造物」としての安らぎを与えます 。

図3:「石の森」に刻まれた数学的調和。 訪れる人を優しく包み込む「神の創造物」と
しての森。計算された枝分かれ柱が、聖堂全体を支えている 。
結びに:受け継がれる奉仕の精神
ガウディが晩年を聖堂の敷地内で過ごし、全人生を神に捧げたように 、「神に仕えるとい
う精神は」、私の家族の歩みもまた、信仰と奉仕という一本の道で繋がっています。 母が
カトリックのモンテッソーリ教育を通じて、地元の農家の地主さんの保育事業として地域
の子どもたちに尽くした22年間、そして父が精神障害児童施設での経験を経て社会福祉法
人を設立した道のり 。これらはすべて、形を変えて「神のなさる業」を助ける歩みであっ
たと感じています。
謝辞:このブログをまとめるにあたって、川向氏からはカタルーニャの地中海の交易のこ
とを、旅行に行かれた染田氏からは写真の提供を頂いたことを、深く感謝します。

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