こんにちは。利用者Sです。
『orange』の感想を連載してきましたが、大分終わりに近づいてきました。
ちなみに、『orange』自体は第5巻で完結なのですが、第6巻・第7巻がエピローグ的に用意されているので、それについてお話していこうと思います。
なお、私は第7巻を持っていません。その点はご了承ください。
……古本屋で全力で探してます。もう、普通に買おうか迷ってるくらい。
さて、第6巻の話なのですが、第6巻の主人公は須和君です。
私の待ち望んでいた話ですね。「違う世界線では結婚して子供も生まれるのに、この世界線では諦める気持ち」についてがめちゃくちゃ触れられていて、個人的には大満足です。
須和君は優しいからこそ、翔のいなくなった世界で翔の代わりになろうとしました。
しかし、その優しさを逆に考えて「翔のいなくなったことを利用して詰め寄った」様に感じてしまう心優しさが須和君のネックですね。
須和君は、翔に「応援する」と言ったのに、応援する気持ちなんてないじゃん……って自責していました。
それはひとえに好きな相手が同じだからです。
ライバルを応援する、というのは少しいびつですよね。
自分より素敵な人だと認めていることは美徳ですが、自分からあきらめの姿勢でいることは、どこか不自然です。
そんな意味で、自分を見限ってしまう須和君は臆病ですね。
でも、彼がいたおかげで翔の死んだ世界線で主人公は救われた。
誰よりも翔と主人公の近くにいて、自分よりも二人の事を大事にしていた最高の親友だからこそ、主人公を救うことが出来た。
須和君の臆病な愛に拍手ですね。こんな形の愛も素敵だと思う。
あと、もう一回、『orange』で記事を書こうと思うのですが、その時に向けて今までの記事を見直すと、本当に色々なことを感じてきたんだなぁと思います。
ぶっちゃけた話、初めて『orange』を読んだときに高校の事を思い出した事なんて忘れていました。
メモのように雑感を書いたからこそ、残った記憶だと思います。
第二巻の雑感に書いた内容は長くなるので次回へ後回しするとして、「愛も生きるも理性だけではできない」という話は自分から出てくるとは思ってもいない内容でした。
結婚という神秘にリ席的に近づこうとしていた僕がこんな記事を書くなんて、と今でも思います。
だけど、これも思ったときに書き留めたからこそ残った思想です。
ただ思っただけだったら今頃忘れていることでしょう。
第四巻のあたりからひしひしと須和君への期待が高まりつつあるのが分かりますが、須和君の出す答えというのは凄く面白かったですね。
私も自発的にあきらめた態度を取ってしまうタイプの人間なので、良くも悪くも客観視することが出来てよかった。
勢いさえあれば人間は死ねてしまう、という話をした第5巻の雑感。
第4巻の雑感と絡めるならば、これから何度も死ねそうな瞬間が訪れるのを二人がどう向き合っていくのかを見てみたかったかな。
近いうちにファンレターとして高野苺さんに送ってみようかな。
「何度も訪れるであろう死にたい瞬間をどうやり過ごしていくのかが見たい」って。
次回はものすごく長くなるかもしれません。
この作品で解消された「心残り」たちみたいに、私の「心残り」も解消したいので、少し本気で自分語りをします。
少し生臭い話になるかもしれませんが、お付き合いいただけるとありがたいです。
今回も読んでいただきありがとうございました。
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