── 見えにくい被害に目を向け、地域から持続可能な未来をつくる
11月6日は、国連が制定した「戦争と武装対立による環境搾取防止のための国際デー(International Day for Preventing the Exploitation of the Environment in War and Armed Conflict)」です。
戦争や武装勢力の衝突と聞くと、私たちは破壊された建物や犠牲となった人々のニュースを真っ先に思い浮かべます。しかし、その陰で静かに、そして深刻に進行しているのが「自然環境の破壊と搾取」です。
本日、キャリカク小田原オフィスの公式ブログでは、この記念日が持つ意味を少し深掘りしながら、私たちが日頃取り組んでいる「就労継続支援B型」での仕事や地域社会での役割と、どのように繋がっているのかを考えてみたいと思います。

「戦争と武装対立による環境搾取防止のための国際デー」は、2001年の国連総会で制定されました。目的は、紛争によって引き起こされる生態系の破壊や資源の乱獲に光を当て、国際社会全体で環境保護の意識を高めることです。
戦争における環境破壊には、主に以下のような問題が存在します。
・インフラ破壊による汚染 工場や製油所、水処理施設などが攻撃を受けることで、有害化学物質や原油が河川や土壌、大気に流出し、長期的な生態系被害をもたらします。
・資源の不法搾取 紛争資金を獲得するために、森林の違法伐採、金やダイヤモンドなどの鉱物資源の無秩序な採掘が行われ、広大な自然が失われます。
・農地・水源の荒廃 地雷の埋設や爆発物の残留により、人々が安全に農作業を行えなくなり、地域全体の食糧供給や水資源が脅かされます。
国連環境計画(UNEP)の調査によると、過去60年間に起きた内部紛争の少なくとも40%が、天然資源(土地、水、石油、貴重な鉱物など)の搾取や争奪に関連しているとされています。環境が破壊されると住民の生活基盤が奪われ、それが新たな貧困や対立を生むという負の連鎖が続いてしまうのです。
紛争後の地域再建において、破壊された環境を修復することは単なる生態系の保全にとどまりません。そこで暮らす人々が「安全な水と食糧を得て、安心して働ける環境を取り戻すこと」、すなわち生きる基盤を整えるプロセスそのものです。
人間が心身ともに健康に働き、社会の一員として心豊かな生活を送るためには、「安全で持続可能な生活環境」と「一人ひとりが活躍できる役割(仕事)」が不可欠です。
環境を大切にし、誰もが取り残されない社会をつくるという考え方は、SDGs(持続可能な開発目標)の根幹でもあります。
・目標12:つくる責任 つかう責任
・目標13:気候変動に具体的な対策を
・目標15:陸の豊かさも守ろう
・目標16:平和と公正をすべての人に
地球規模の平和や環境保護と、私たちの身近な地域社会での取り組みは、深くつながっています。
神奈川県小田原市にあるキャリカク小田原オフィスは、障害や体調の課題を抱える方々が、個々のペースでスキルを身につけ、就労に向けた一歩を踏み出すための「就労継続支援B型事業所」です。
世界規模の紛争問題と比べると、私たちの活動は身近な地域の小さな一歩かもしれません。しかし、「環境を大切にし、人を尊重する」という本質において、目指す方向は同じだと考えています。
キャリカク小田原オフィスでは、PCを用いたデータ入力、動画編集、サムネイル作成、SNS・Webマーケティング支援など、デジタル技術を活用した作業・スキル習得に力を入れています。 業務のデジタル化を推進することは、無駄な紙資源の消費を抑え、環境負荷を減らす一助となります。
個々の体調や適性に合わせた作業環境を整え、誰もが安心して自分のペースでステップアップできる体制を構築しています。持続可能な社会(サステナブルな社会)をつくるには、地球環境だけでなく、「働く人の環境(福祉・労働条件)」も持続可能であることが不可欠です。
地元の事業者様や行政、地域住民の皆さまと連携しながら、お仕事の受託や支援を行っています。地域の中で仕事が循環し、誰もが役割を持って生き生きと暮らせるまちづくりに寄与することを目指しています。
「戦争と武装対立による環境搾取防止のための国際デー」は、遠く離れた国の出来事のように思えるかもしれません。しかし、私たちが日常で使うエネルギーや製品、食品がどのように作られ、環境にどのような影響を与えているかを考える良いきっかけになります。
・モノを大切に使い、無駄な廃棄を減らすこと
・リサイクルやペーパーレスを意識すること
・お互いの個性を認め合い、穏やかな地域コミュニティをつくること
一つひとつのアクションは小さくても、積み重なることで確かな変化を生み出します。
キャリカク小田原オフィスはこれからも、利用者様一人ひとりの「働きたい」「成長したい」という想いに寄り添いながら、環境や地域社会に配慮した温かい事業所づくりに取り組んでまいります。
【事業所情報】⇩
https://kyarikaku.jp/office/odawara
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