今回は非常に併発しやすいとされている、
発達障害と睡眠障害について調べながら書いてみようと思います。
発達障害とは、脳機能の発達の偏りによって、コミュニケーションや学習、行動などに困難が生じる状態です。
最近では「神経発達症」と呼ばれることも増えてきました。
主な種類は3つで、自閉スペクトラム症(ASD)と 注意欠如・多動症(ADHD)と 限局性学習症(LD)があります。
睡眠障害と主に関係するのはASDとADHDのようです。
どのように関係しているのか見ていきましょう。
ASDとADHDの人は体内時計がずれやすいそうです。
これは睡眠を促すホルモンであるメラトニンの分泌タイミングが定型発達の人と異なることで生じます。
夜になっても脳の覚醒状態が続いてしまい、寝つきが悪くなることが考えられます。
また、特にASDの人に見られる傾向として、感覚過敏や不安による眠りにくさもあります。
音や光、肌ざわりなどに過敏なASDの人は、
寝る環境のコンディションが過剰に気になって寝つきの悪さにつながることがあります。
何でもないことで不安が強くなったり、
日中の出来事から来る不安で頭がいっぱいになったりして眠れなくなることもあります。
さらに、ASDとADHDの人は生活リズムが乱れやすいという傾向も睡眠障害に影響しているようです。
ASDとADHDの人の生活リズムの乱れやすさの例は以下の通りです。
寝るまでの時間配分の見通しが甘くてなかなか眠る状態になれない。
過集中になるとやっていることをやめられず、寝る準備をするのを忘れてしまう。
キリのいいところでやめておくというような、行動をコントロールする力が弱くてだらだらと起き続けてしまう。
こだわりが強くて、ルーティンをやらずには1日を終えられず、眠る時間が遅くなっていく。
以上のことから、ASDの人では入眠困難だけでなく、
夜中に何度も目が覚めてしまう中途覚醒や
非常に早い時間に目が覚める早朝覚醒といった不眠症状が見られます。
ADHDの人では夜更かしによって朝起きられないことや、
睡眠不足によって日中の眠気が強くなることがあります。
ASDとADHDの人は、たとえ眠っていたとしても
脳がリラックス状態になりづらいので、
回復した感じが得られにくいということも考えられています。
このように、発達障害の人は睡眠障害を同時に抱えることが多く、
日中の活動にも悪い影響を及ぼしてしまうことが分かりました。
しかし、改善策はあります。
策を講じたからといって必ずしもうまくいくわけではありませんが、すこしご紹介します。
まずは、毎朝決まった時間に起きて太陽の光を浴び、
夜はブルーライトを避けるなど、体内時計を正す努力をすることです。
睡眠障害を専門的に診療してくれる機関では、
体内時計を調整する薬を処方してもらえることもあります。
本人のつらさだけでなく、
ASD・ADHDの子どもを持つ親にとってもつらさが生じる可能性の高い今回のお話。
睡眠障害を抱える人がすこしでも楽に寝て起きて生活できることを祈っています。

投稿者:O.M
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