利用者Mです。本屋さんでよく見かけるジョージ・オーウェルの『1984年』は手に取ってあらすじを見て見ると「なんか難しそう・・・」と思っていました。でもなんか気になる。村上春樹の『1Q84』のタイトルもこれからとっています。
買ってはみたもののずっと積読にしてました。ディストピア小説なので暗い話が続きます。主人公は全体主義社会の中、体制に疑問を持ちながらも歴史の改ざんを仕事としています。管理社会で「スクリーン」と呼ばれるテレビのようなもので市民の生活は監視の対象になっています。「ビッグ・ブラザー」という象徴への忠誠を誓っている社会です。
主人公は女性ジュリアと恋に落ち反政府活動にその身を投じていこうとする。反政府同盟の案内役だと思っていたオブライエンは実は体制側だったと裏切られ主人公は拷問にかけられる。
最後は主人公が体制を受け入れてしまうという結末。
主人公が最後に「ビッグ・ブラザー」を愛し、ディストピア社会に適応していくのはある意味しょうがなかった。それ以外に生きていく術はないし、反政府同盟は存在しなかった。
『1984年』を読んでみてこんな小説があったのかと思い、バッドエンドだが読んで良かったと思いました。現実世界でも社会に対する無力感を感じながらも諦めたり、妥協したりしながら社会に適応していく。その葛藤を救いようのない形で示していました。

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