これまでの医療は不調が起きてから治すという感覚でした。

高齢化、医療費増大、生活習慣病の増加でそういった感覚に限界が見え始めています。
健康寿命と平均寿命のギャップの問題や慢性疾患(糖尿病・高血圧・腰痛など)の多くは「運動×生活習慣」がポイントとになることで、近年ではトップアスリートのコンディショニング理論が一般人にも応用可能になってきたことや、医療費抑制・企業の健康経営ニーズの高まりという背景もあり、医療とスポーツが“別物”ではなくなりつつあります。
近年、「心疾患・糖尿病・がんサバイバーへの運動プログラム」や「整形外科×スポーツ科学による再発予防」などにおいて医師・理学療法士・トレーナーが連携するケースが増加しています。
「運動処方(Exercise is Medicine)」という言葉はご存知でしょうか。
これまでの「安静」より「正しく動かす」が常識になってきています。
例えば、ウェアラブルデバイスでの心拍、睡眠、回復の管理や動作の解析、筋力バランス評価、
疲労・ケガを未然に察知する予測型医療等、もともと勝つための技術 が 壊れない身体づくりに応用されつつあります。
病院とジムをオンラインでつなげて在宅・遠隔での運動指導とモニタリングが可能になっています。

医療監修フィットネス、メディカルジムが増加しています。
これは患者 を 主体的に身体を鍛えるプレイヤーへ変えることが出来ます。
健康=数値が正常という感覚から「健康= 機能・動ける身体」といったように一般人もアスリート思考を持つ時代になってきました。
「長生き」より「長く動ける」ことが重要になってきます。
それに伴って医師、トレーナー、企業のそれぞれの役割は変化してきています。
今後は医療とスポーツの連携のルールや安全性の確立が仮題になってくると思われます。
そうなってくると、科学的エビデンスとビジネスの線引きも気をつけていかなければなりません。
さらに、誰でもアクセスできる仕組みづくりと
“鍛えること”が医療のスタート地点になります。
医療とスポーツの融合は一過性のブームではなく、病気を防いで、人生の質を高めるための必然的な進化といえるかもしれません。
私たち一人ひとりが「自分の身体のコーチ」になる時代になってきたといえるのではないでしょうか。
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