皆様はレモンや梅干しなどの酸っぱい食べ物を想像しただけで、唾液が出るという経験をしたことはありませんか?
これは古典的条件付けといわれる刺激によって引き起こされる反応のひとつです。
この古典的条件付けを利用した有名な実験である「パブロフの犬」は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
パブロフの犬はロシアの生理学者であるイワン・パブロフによって行われました。
この実験では犬にベルの音を聞かせた直後に餌を与えるという行為を繰り返し行った結果、犬はベルの音を聞いただけで唾液を出すようになるという実験です。
本来、唾液は餌という刺激に対して引き起こされる反応ですが、
ベルの音と餌を繰り返し結び付けさせることで、「音」のみで反応を引き起こすようになったのです。
また、この実験を人間に応用したのがジョン・B・ワトソンが行った「アルバート坊やの恐怖条件付け」です。
この実験では、生後11か月のアルバートという赤ちゃんに白いネズミを見せ、
触れようとした瞬間に大きな音を鳴らすことを繰り返しました。
その結果、アルバート坊やは大きな音がなくても白いネズミを見るだけで泣き出してしまうようになったそうです。
このことから食べ物などの「物質」だけではなく、「恐怖」や「不安」などの「感情」も条件付けによって学習されることが明らかになりました。
ちなみに、アルバート坊やはネズミだけではなく、
ウサギや毛皮のコートなどにも恐怖反応を示すようになってしまったそうです。
とても重要な実験なのは理解できますが、
現在では、倫理的に絶対に出来なそうですね…
このように私たちの日常にはたくさんの刺激と反応を結びつけた条件付けが数多く存在するのです。
なぜか心惹かれるものや、不安に感じるもの。
その裏には古典的条件付けが関わっているかもしれません。

日々の中で、あなた自身の反応を少しだけ意識してみたら、
普段気づくことが出来なかった自分自身を発見できるかもしれません。
喫煙者も食事をした後、お風呂の後、トイレの後に一服をするなど、古典的条件づけの習慣だと思います。パソコンを毎日触れるタイミングの習慣づけが出来ましたら、パソコンの苦手な方も好きになる日は近いと思います☺
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