私は毎晩寝る前に本棚から適当に選んだ本を読みます。
昨晩は思考の整理学などで知られる外山滋比古の著書でした。
その中で17世紀のイギリスで哲学者として活躍したフランシス・ベーコンの
エピソードが紹介されていました。
ちなみにベーコンは哲学者だけでなく大法官(最高裁長官にあたる役職)まで
務めた法学者としての顔もありました。
ベーコンはある著作を書くときに英語で書こうかラテン語で書こうかと悩んだそうです。
当時の英語は言語として安定しておらず、後世になって内容が分からなくなってしまう
恐れがありました。
それならすでに言語として安定しているラテン語で書いた方が良いのではないかと考えたのです。
結局英語で書いたそうですがそれだけ新しい言葉というものを警戒していました。
つまり一時の流行語を使って文章を書くと後になって不都合が生じる可能性があるという主張です。
こうやって公開される文章を書くときは頭に入れておくと良いかもしれませんね。
今は次々と新しい言葉や流行語が生まれています。
そのときは当たり前のように使っていても、数年後には「これ、どういう意味だったんだ?」となる
言葉もあるかもしれません。
そう考えると、400年ほど前のベーコンの悩みは、意外と今の私たちにも身近な問題なのかもしれません。
M.N

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