今日も仕事だ。
僕は朝起きてそう思うと、いつものように食堂に行き朝食をとり家を出ようとした。
するとそのとき、
「がんばりなよ」
そうおばあちゃんに優しい表情で言われ、僕は照れくさい表情をして笑いながら昔を思い出すと、僕はしっかりとした表情で「行ってきます!」とおばあちゃんに言って家の玄関の扉を閉めた。
あのときの僕は自分の部屋で毎日ゲームばかりしていた。
ゲームはオンラインゲームなので、ほかの人とやったりするので少し寂しさはまぎれるが、毎日ゲームばかりではやっぱり孤独だし、何のために生きているのかわからない。
幸せな人生とは何かと考えることがよくある。
ただそう考えても、今何か目標があるわけでもない。今ある時間をただ生きているだけだ。
そう思い返していると仕事場についた僕は今、パソコンで文字を入力する作業に向かっている。
「人生の目標がほしい。生活リズムを整えたい。仕事のスキル(文章を書くスキル)を身に着けたい。」
そう思ったときに入ったのが今の事業所で、ここは「キャリカク」というパソコンの仕事を主にするB型事業所だ。
そもそもB型事業所とは何だろうか。ネットで調べると障がい福祉サービスを受けながら働くところ。と書いてある。
キャリカクでは一人一人にパソコンが準備されみんな目の前の仕事に集中して取り組んでいる。その中の一人が僕だ。
仕事場は落ち着いた雰囲気で音楽も流れていていい感じだ。
昔、心の病気になってからしっかりと毎日働くのが難しくなってきてしまった僕は今、パソコンの使い方を学びながら自分で体調が悪くならない範囲で時間を決めて働かせてもらっている。
これから先、正社員として就労してちゃんと自立していきたい。その思いとともにここで働いた経験は活かせるだろう。
キャリカクのスタッフさんやご飯を作ってくれるおばあちゃんも応援してくれている。そう考えると僕は、「がんばるぞ!」といった気持ちで目の前のパソコンの作業に取り組む。
「輝かしい未来はすぐそこだ」と、そうみんなが思える場所だ。
そう思った。
N.Y.
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