(写真:フリー素材ドットコムより)
10月21日の夜、高市総理が緊急でX(旧Twitter)で声明を出すなど大騒ぎになったPHPのアップデートのお話です。
結論を言うと、我々一般の人たちには直接的には影響がある話ではないです。
そもそもPHPなんて言葉、聞いたことがない人の方が多いでしょう(そういう出版社があるじゃないか、という人は読書家の方ですよ)から、その説明から。
PHP(ピー・エイチ・ピー)は、 “The PHP Group” によってコミュニティベースで開発されているオープンソースの汎用プログラミング言語およびその公式の処理系であり、特にサーバーサイドで動的なウェブページを作成するための機能を多く備えていることを特徴とする。
さっぱりわかりませんね。
もともとWebサイト(ホームページ)はWordやPowerPointのように入力された内容を表示するだけのものでした。
そこに掲示板やブログのように、ホームページで直接入力した内容を表示するツールを作るためのコンピューター言語と実行する土台と考えてください。
今回、その土台に本来なら処理が終われば消えるはずの命令が中途半端に残り、その残ってしまった命令を使ってコンピューターに侵入してくる不具合が見つかりました(できるだけ平易に書いているので、専門家の方に違うそうじゃない言われるかもです)
本来は、もっと事前の根回し(という言い方も語弊がありますが)を行って慎重に公開を進める予定でしたが、事前に情報を受けたある研究者がこの不具合を証明するプログラムをX(旧Twitter)に10月20日ごろ突然公開してしまい、この大騒ぎが始まりました。
これを受けてPHP開発元が修正版を発表しましたが、古くから使われているため古いバージョンで動いているPHPは直接の修正版が提供されていません。これは古いバージョンに修正版がないというわけではないのでそこは勘違いしないでください。
また、あくまでもPHPはホームページを表示する土台の1つなのでインターネット全体の問題でもないですし、お手持ちのPCにも普通はPHPは入っていないです(そういう仕事をしている方は入っているはずですが、そういう方ならアップデートしているはずです)ので安心してください。
では、何が問題かというとこのPHP、先ほど述べたようにブログをはじめホームページの土台として、インターネット全体の7割ほどで何かの形で使われているということで、さまざまなところで使われていること、不具合の内容が最終的にコンピューター内部の様々なデータを盗み出すことができるという致命的に深刻な不具合だということです。
ただでさえ、さまざまな企業が情報漏洩被害を報告している(これらは今回の一件とは直接関係しない内容です)中なので、珍しく日本も敏感に反応したということでしょう。
さて、我々に何ができるのか、という問題ですが基本的には何もすることはないと思います。
何度も繰り返しますが、PHPはホームページを表示する土台ですので普通手持ちのPCにはインストールされていませんし、対応するのはホームページ運営をしている側です。
最初に直接的に影響がない、とお話したのはこのためです。一時的にあるホームページが見れないなどは起きていますが、アップデートが終わるまでの一時的なものです。
ですが、こういう不具合が見つかったと公表された以上、何かの理由で不具合対応ができないホームページがあった場合、そこから個人情報やID、パスワードが漏洩する可能性は残り続けます。
このため、パスワードの変更を検討する人はいますが、担当個人としては少々過敏な反応かなという気持ちもあります。
最後にですが、昨今の企業の情報漏洩問題などもあり、個人的には「ネットの個人情報は漏洩するもの」ということを改めて認識した次第です。
AIの進歩によって、さまざまな不具合が見つけられ場合によっては悪用されています(今回の件以前の個人情報漏洩のほとんどはAIを使ったものであると言われています)
企業側も様々な対策を立てていますが、結局は人間が作るものに100%はありえません。
ネットに残した個人情報は何らかの形で漏洩してしまうものだという認識で、各個人で対策を進めていくのがいいかもしれません。
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