日本ではサプリメントは、特定の栄養素や成分を濃縮した製品で、錠剤やカプセル、粉末の形状をしていることが多く、日常生活で不足しがちな栄養素や機能性(効果とは違います)を補うことを目的としています。
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もともとはアメリカの「Daietary supplement food:タイエタリー・サプリメント・フード」からとられた言葉です。日本語では「補助食品」という意味になります。
日本には古くから「健康食品」という言葉があります。実はサプリメントと健康食品という言葉には明確な違いはありません。そもそも、日本ではこのサプリメント全体をカバーす法律が存在しません。
少し前まで所管する省庁でさえ明確でありませんでした。
食品であるので本来は農林水産省と思われがちなのですが、どうしても販売時にその機能を”表示”することがセットになりますので、関連省庁や関連法規が複雑に絡み合って非常にわかりずらい状況でした。そうこうしている間に市場がどんどん大きくなってきてしまいました。
ヒトが口から摂取するものは、「食品衛生法」及び「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)」により、必ず「食品」もしくは「医薬品(医薬部外品含む)」の2つに分類されています。
食品衛生法において、「食品とは、全ての飲食物をいう。ただし、薬機法に規定する医薬品、医薬部外品及び再生医療等製品は、これを含まない。」と定義されています。又、食品には「1種類以上の栄養素を含んでいる」、「有害物を含まない」、「食べるのに好ましい嗜好特性を持っている」こと、という3つの条件が示されています。
食品には、人間が生きていくために最も基本的な「エネルギーを供給する」という機能があります。
人はエネルギーと水分があれば生命を維持できます。しかし、食品の機能はそれだけではありません。人に「美味しい」という感覚を与えることも食品の機能の一つです。
また、食品に含まれる個々の成分が人体に与える影響も注目すべき機能です。例えば、大豆食品中のイソフラボンには抗がん作用や骨粗鬆症の抑制作用があり、赤ワインやチョコレートに含まれるポリフェノールには抗酸化作用があります。
皆さん、「トクホ」という食品群はご存じだと思います。

トクホ(特定保健用食品)制度は、1991年にスタートした食品の健康効果が表示できる制度です。食品の健康機能を国が評価して、その表示を許可する制度で、これにより特定の健康効果を記載できる食品が多く許可され、市場からは一定の評価を得ています。
しかし、この許可を取るには平均で4年半という多くの時間と約数億円という莫大な資金が必要でした。そこで2012年(平成24年)にスタートした第二次安倍政権のアベノミクスの規制緩和の一環として2015年4月に始まったのが「機能性表示食品」制度です。
この制度は、食品の機能性表示の幅を広げることを目的として「許可制」ではなく「届出制」としています。今年度(2015年度)でこの機能性表示食品制度は丸10年目に入っており、2024年度の市場規模は7,274憶円で、トクホの5850憶円を大きく上回って大きな市場を形成しています。
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