暖かい陽ざしの日々。外を歩くと涼しい風が頬を撫でます。過ごしやすい日が続き、身体も随分と調子がよくなってきました。ただ唐突に雨が降る週などもあって油断なりません。これから夏にかけて梅雨に入っていくのでしょうか。雨は苦手なので少し憂鬱です。
最近は買い物と通所以外で外に出ることは少なくなってきました。ですが昔、特に高校生のころなどはよく外を散歩していました。僕の双極性障害がクリニックで診断されたのが十七歳のころ。それより前から軽い統合失調の症状などもあったのですが、受験のストレスで鬱傾向が加速しました。そのころ夜という時間帯は思い悩んで考え込んでしまう苦しい時間でした。そんな時、外の風を感じによく夜の街を出歩いたものです。僕の家の近くには少し大きめの川があり、その脇の遊歩道をよく歩いていました。欄干から川を眺めると綺麗な月が浮かんでいました。人目をはばかりながらも少し鼻歌を歌ってみたりして、ロマンチストな自分に酔っていたのを覚えています。……それだけではありません。当時、親と大喧嘩して、雨の中とび出し、泣きながら歩いたのもその遊歩道でした。暗がりの中をとぼとぼ歩き、時折通る車のヘッドライトの灯りに視界が滲みました。そんなことも今ではいい思い出です。
最近でも外出するときはその川を渡る橋を歩きます。不意に欄干を眺めると、そこに肘をついて月や夜空を眺めていた自分をふと思い出します。まだまだ自分は若者ですが、それでも思います───あの夜歩きの日々は自分にとって、たしかに青春だったのだと。
Y.N
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