【高次脳機能障害】の僕は、毎日葛藤をくり返しているのである。
最近は、ドラマでも取り上げられて聞いたことがある人もいるだろう。しかし理解してもらうまでの道のりは遠く感じてしまうのである。
今まで普通に出来ていたことが、交通事故以来突如として出来なくなった戸惑いから始まる。何で?どうして?自分でもわからないのに、他人にはもっと分からないのは仕方ないのである。
専門医がいるが、医者でも中途半端な知識しかない方々がいるのも現実である。そんな医者に、状態を説明しても、MRが何ともないと検査せずに、頭ごなしに否定され妄想癖とまで言われる始末で涙するしかなかったのである。
しかし、高次脳機能障害の甥の母親である姉だけは、僕の異変にいち早く気付いてくれていたのもあり、諦めずに名古屋の専門医にたどり着き、恐る恐る『MRに異常がなければ高次脳機能障害ではないですか?』という質問に、『MRだけで判断される障害ではないですよ』という言葉に安堵した記憶がある。脳波を含め数々の検査をしてもらい、ようやく高次脳機能障害と認定されたのである。途中であきらめてもおかしくなかったと思う。でも何で?どうして?の解明に辿り着けて良かったと今更ながら心から思うのである。
今の自分を心から認めることはまだまだ先ではあるが、少しずつ自分自身を信じて生きて行きたい、それが自信につながると知っているから。
それから障害を少しでも理解していける自分でありたいと思う僕である。 S

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