・内容
気が付けば、いつも物語があった。
それは、物心つく頃には本で囲まれていた、とか、暇があれば本を読んでいた、とか、そういう話ではない。いわゆる創作という部類である。
それは例えば、言われるがまま生きた人が自分探しをする話、だとか、あるいは、剣と魔法の冒険ファンタジーの話、とかだったりする。
どの話も、まだ、文字に起こしたことがない、机上の空論のような話であるし、仮に文字に起こしたとしてもヒットするとは限らない。むしろ、ヒットしないことの方がほとんど、という厳しい世界だということも理解している。
しかし、私はやめられない。ごはんを食べている時も歩いている時も夜寝る前も、自分の住む世界とは違う住人の人生を考えている。
彼らがどのような人生を送るのかを私が知るには、私が持つ人生経験がまだ浅い。一人で想像することは容易いが、いささかリアリティに欠ける。たくさんの価値観に触れ、彼らの行動パターン、思考パターンを分析しなければいけない。
私がこれからするべきことは、たくさんの人々と関わり合い、人というものを知ることなのかもしれない。
彼らの人生を何万という文字で表すことが出来たなら、それをだれかに読んでもらえたなら、きっと私は一つ成長できたのだろう。
・投稿者
Y・S
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