こんにちは、キャリカク五日市の利用者K・Yです。(‘◇’)ゞ
前回ADHDについてのブログで「ADHDとASDは特性が似ている」ということで、ASDについて少し触れてみましたが、今回はその「ASD」について深掘りしていきたいと思います。(‘ω’)ノ
皆さんは、「自閉症」と聞くと、どんなイメージをもっていますか?
字面だけだと「自分で自分の心を閉ざしている」「引きこもり」といった心理的なイメージを持つかもしれませんが、実際はそうではありません。
自閉症は、心理的なものではなく、脳の機能の偏りから生じるものなのです。実は私も最初は心理的な障害だと思い込んでいたので、後から知った時には衝撃を受けました。このように多くの人が勘違いしがちな自閉症について、改めて一緒に学んでいきましょう。( ..)φメモメモ
ASD(Autism Spectrum Disorder:自閉スペクトラム症)は、対人関係(コミュニケーション)が苦手であったり、興味の偏りやこだわりが強かったり、感覚や運動能力に偏りがあったりするといった特性が見られる発達障害の一つで、他人から誤解されやすかったり、対人関係を築きにくかったりと、生きづらさを感じてしまうのが特徴です。
かつては自閉症やアスペルガー症候群、広汎性発達障害など、様々な種類がありましたが、近年では、それらの症状の総称として、「ASD(自閉スペクトラム症)」と呼ばれるようになったそうです。ちなみに私は「非定型自閉症」と診断されていますが、これもASDの一種に当たります。
これも前回紹介したADHDと同じく生まれつき現れるもので、脳機能の異常によるものと考えられています。また、原因についても分かっていませんが、育て方やしつけの問題ではないと言われています。ASDもまた、ADHD(注意欠陥多動性障害)やLD(学習障害)、DCD(発達性協調運動症)等といった他の発達障害を併せ持った人もいます。
最近の調査では子どものおよそ20〜50人に1人がASDと診断されるといわれ、また男性に多くみられ、女性の約2〜4倍という報告があります。
では、先ほど挙げた3つの特性について詳しく見ていきます。
・集団行動が苦手で、すぐ孤立する、友人と親密な関係を築けない
・人と視線を合わせるのが難しく、相手の表情やジェスチャーで感情を読み取れない
・言葉の通りに受け取るので、冗談が通じず、言葉の裏に隠された意図に気づけない
・場違いな発言や行動をしたり、難しい言葉を使ったり、年齢の割に大人びた言い方をする
→本人は普通に話していても不快に思われることもあるので、自分勝手であったり、空気が読めない等と思われてしまう。
・一番にならないと気が済まず、上手く事が運ばないとパニックを起こす
・興味の持ったものを集めたり並べたりするが、興味の範囲が狭く深い
・回ったり、跳んだり、手をひらひらさせるなど同じ動きを繰り返す
・スケジュール管理が出来ず、予定外の出来事に対応できない(臨機応変が困難)
→ルールや道順に従うことに必死になり、わがまま、怒りっぽい等と思われてしまう。
・視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚などの感覚が過敏で、好き嫌いが激しい
・体の動かし方が極端に不器用で、細かな動作や運動が苦手
→運動神経が悪い、努力や練習が足りない等と思われてしまう。
このように、ASDの特性は周囲に理解してもらいにくいため、友達が出来なかったり、あるいはいじめに遭ったりすることでストレスが募り、不登校やひきこもりになったり、周りに暴言・暴力等を引き起こすこともあります(これを「二次障害」という)。また仕事面で接客業を避けがちになるのも、ASDの人の特徴の一つだと考えられます。
ASDの人は非常に繊細なため、まずその特性を理解し、相手のありのままを受け入れる姿勢が大切です。
特性を尊重した関わり方を心がけることで、安心感を持ってもらいやすくなります。なるべく刺激の少ない環境を整えたり、成功体験を積み重ねる等、相手の特性に応じたサポートと、ポジティブな経験の積み重ねによって、社会とのより良い関係性につながっていきます。
この他にも、物事の捉え方を変えることで不安や抑うつの軽減を目指す認知行動療法や、社会生活で必要なスキルを身につける生活技能訓練(SST)といった心理療法、ドーパミンの分泌を抑えたり、セロトニン濃度を維持する薬を服薬することによって行動の偏りを軽減する薬物療法、また本人の力を引き出してできることを少しずつ増やし、生活上の困難を減らす助けをする治療教育(療育)があります。それぞれに合った対処法を見つけ出し、自分に合ったライフスタイルを実現していきましょう♪
いかがでしたでしょうか?
ASDは、一般の人と比べて感覚が非常に鋭く、こだわりが強く同じルーティンを好み、人間関係の構築が苦手というのが特徴で、人によっては悪いイメージを持たせてしまうことがあります
ですがそこで諦めずに、友達や家族、主治医の先生等、まずは周囲の人にASDを理解してもらい、その特性に応じた適切な支援や環境調整をすることが大切です。
また、ASDの人が持っている特性は、前向きに捉えられるところもたくさんあり、例えば「言葉通りに受け取る」は「素直な性格」というふうに、悪いイメージを良いイメージに置き換える「リフレーミング」を行うことによって、自分も相手もポジティブな気持ちで向き合うこともできるのです。
私は小さい頃から視覚と聴覚が過敏な上、突然の進路変更や上手くいかないときにすぐパニックになったりイライラしたりすることがあるので、幼少期は療育でやることリストやスケジュールを作ってもらったり、学生時代は週1回、通級指導教室に通いながら過ごしていました。
また、聴覚の過敏については、耳栓や音楽プレーヤーを持っていく許可をもらいながら過ごしていました。しかし、今から6年前、コロナ禍が始まった大学3年生の頃には完全に引きこもりのような暮らしをしていましたが、オンデマンドや同時双方向オンライン授業を受けて何とか卒業単位を取って卒業することができました。
卒業後は就労移行支援事業所、自立訓練事業所にそれぞれ2年間通い、仕事の基本やメンタルケア、生活技能訓練(SST)や認知行動療法について学んできました。そして今、就労継続支援事業所で大好きなパソコンを活かした仕事に慣れていく、という形で少しずつ就職に向けて頑張っています😊
皆さんも是非この機会に、ASDについて深く知っていただき、それぞれの特性に見合った配慮や支援、前向きなリフレーミングを意識することで、自分も相手もプラスになれるような存在だと理解していただければ幸いです。
ASDの特性の現れ方は人それぞれ異なるものです。その特性を「諸悪の根源」として捉えるのではなく、生まれつき出てくる「個性」として捉え、自分の特性(=個性)を最大限に発揮できる生き方を探求していきましょう(*’▽’)

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